「兌宮」のよみかたは「だきゅう」と読み、これは九星気学のなかの「易象」になります。
「兌」は「沢」を意味し「易卦」では第三爻が「陰」になるので「何かが足りない」と言われています。また、九星の中で「兌」を持っているのは七赤金星になりますので「金」の性質を持っている事になります。

金の性質を持っている「兌宮傾斜」の人は「金」との縁が大変深く生まれ持った金運を持っています。だからといって「大金を手に入れる」という訳ではなく、「経済を回していく」という金運で、出ていくけれども、それに対応して入っても来るという恵まれた運の持ち主です。

また、「兌」に「りっしんべん」を付けると「悦」という文字になります。このことから、人生の喜び事というものも担当しており、人間関係にも恵まれ、多くの人が集まり楽しい人生が送れるという特徴も持っています。

さらに「ごんべん」を付けると「説」となる事から、難しい言葉を使わずに誰にでも理解できるように説明したり、解説する事に長けているところもあります。

兌宮傾斜の人の性格は一言で言うと「可愛らしい」人になります。誰からも好かれ、どこか抜けている所が「完璧ではない可愛らしさ」として周囲に受け止められます。社交スキルがとても高く、誰とでも付き合う事ができる人気者です。また、打たれ強く、楽天的、明るく前向きな性質です。

兌宮傾斜の人は、相手の心を読むことに長けていて、その人が喜ぶ事をするのが好きです。
さらに、人の喜びを倍増させて、悲しみを和らげて上げるという事が得意です。

明るい性格で盛り上げ上手、経験豊富で、自虐ネタを取り入れながら相手を引き込む会話力にも長けています。とても明るくいつも人に囲まれているのですが、実はとても寂しがり屋なところがあり、一人でいるのは苦手だというところも持っています。

反面で自己主張が強い所や、気長に見えて実は短気な所なども持っていて、緊張感を維持することなどが苦手な継続力にやや欠けるところがあります。

特に気を許した人には「ワガママ」な所をだしてしまいますが、普段の可愛らしさから、「憎めない」と思わせてしまう短所を長所にしてしまう不思議な力を持っています。

愛嬌があり、お茶目な所を持っている兌宮傾斜の人はとても人気がありハッキリ言って異性からとても「モテます」。話術に長けていて、華やかな所もあり、人の気持ちに敏感に反応でき、相手の望む言葉をチョイスする事が上手です。

ただ、ちょっとお調子者のところがあるので、自信過剰になってしまうと残念な結果になってしまう事もあります。誰とでも楽しく会話する事ができるので、場合によっては八方美人と誤解される事もありそうです。

好きになると、駆け引きを考えずに素直にストレートに気持ちを伝えます。ですので、兌宮傾斜の人に好意を持っているのでしたら、駆け引きせずにストレートに気持ちを伝えると良いでしょう。

また、交際相手が兌宮傾斜の場合でしたら、とても居心地のよい状態をたもってくれるので、安心して交際出来ると思いますが、束縛はないのですが、兌宮傾斜の人は寂しがり屋なところがありますので、定期的に連絡を取るように心がけてあげてください。