脚本：大島里美/宮村優子/金子ありさ/小松江里子
主演：井上真央
ナレーター：池田秀一
時代設定：江戸時代末期 - 明治時代中期
製作総指揮：土屋勝裕、小松昌代
プロデューサー：堀之内礼二郎

『花燃ゆ』は、2015年1月4日から12月13日まで放送されたNHK大河ドラマの第54作です。物語の主役は吉田松陰の末妹で、後に久坂玄瑞の妻となる杉文（後の楫取美和子）。主演の井上真央は大河ドラマ初出演で、兄である松陰と久坂玄瑞、高杉晋作、伊藤俊輔、桂小五郎、品川弥二郎など松下村塾の弟子たちの人間模様を織り交ぜながら、幕末から明治維新へ向けた激動の時代を描いています。また、ナレーター（語り）に声優の池田秀一を起用しています。

当時旬の東出昌大、高良健吾、賀来賢人たちイケメン俳優がそろい踏みしたことから当初“イケメン大河”と呼ばれましたが、ほかにも“セクシー大河”“幕末男子の育て方”などのキャッチコピーが躍り、始まる前から拒絶反応を起こしてしまった大河ファンが数多くいたそうです。さらに主人公である文の知名度が低く、視聴者がイマイチ興味を見つけにくい状況が嫌われる理由となってしまったようです。

作宮：藤官九郎
ナレーター：ビートたけし（噺） / 森山未來（語り）
音楽：大友良英
オープニング：「いだてんメインテーマ」
時代設定：明治後期 - 昭和中期
制作統括：訓覇圭/清水拓哉
プロデューサー：岡本伸三 / 家冨未央 / 大越大士 / 浅沼利信

『いだてん〜東京オリムピック噺〜』は、2019年1月6日から12月15日まで放送されたNHK大河ドラマ第58作で、日本が初めて参加した1912年ストックホルムから日本中が熱狂した1936年ベルリン、敗戦、復興を経て、ついに1964年東京オリンピックを実現させるまでの、日本人の“泣き笑い”が刻まれた激動の半世紀を描いた作品です。

「いだてん」が嫌われてしまった理由は、物語の展開中、時代が前後して、それが後に結び付いて理解できる内容なのですが、序盤の内容が難解のため戸惑う視聴者が多かったことがあげられています。通常はストーリーが時系列で進むところ、本作はところどころ時代が前後し、さらにストーリーのテンポが早いため、途中でついていけず、「つまらない」「面白くない」という意見につながっていったそうです。