公開日： 2020年8月21日
監督： ダン・スカンロン

「リメンバー・ミー」「トイ・ストーリー4」のピクサー・アニメーションによる長編作品。亡くなった父親にもう一度会いたいと願う兄弟が、魔法によって半分だけ復活した父親を完全によみがえらせるため奮闘する姿を描いています。コロナ禍の煽りを受け、公開延期を重ねた結果、半ば無理やり劇場公開を迎えた結果、興行収入が伸び悩んでしまったそうです。

初公開： 2020年3月9日
監督： ニキ・カーロ
原作： ムーラン

「美女と野獣」「アラジン」など往年の名作アニメの実写化を次々と成功させているディズニーが、愛する父の身代わりとなり、兵士として国の運命をかけた戦いに身を投じるヒロインを描いた1998年のディズニー・アニメ「ムーラン」を実写化した作品です。公開前のキャスティングの時点で大きな批判の的となってしまい、さらに製作の段階で、中国のロケ地などの問題で炎上するなど非常に難しい政治的問題が勃発。ビジネス的には成功しましたが、内容では大コケしてしまった作品と言われています。

公開日： 2021年9月3日
監督： デスティン・ダニエル・クレットン
音楽： 「Run It」 - DJスネーク、リック・ロス、リッチ・ブライアン

「アベンジャーズ」シリーズを中心にマーベル・シネマティック・ユニバース（MCU）を展開するマーベル・スタジオが、最強の力を持ちながらもそれを封印してきた心優しきヒーロー、シャン・チーを主人公に描くアクション大作です。本作は北米を始めとした海外では大ヒットを記録しましたが、日本国内に至っては、10億円のヒット映画のラインは越えられませんでした。

公開日： 2021年10月22日
監督： ドゥニ・ヴィルヌーヴ

「ブレードランナー2049」「メッセージ」のドゥニ・ビルヌーブ監督が、かつてデビッド・リンチ監督によって映画化もされたフランク・ハーバートのSF小説の古典を新たに映画化したSFスペクタクルアドベンチャーです。日本国内の興行収入では7億円強で、ヒット映画のラインである10億円越えにほど遠い結果となってしまいました。

公開日： 2021年7月9日
監督： ケイト・ショートランド

「アベンジャーズ」シリーズをはじめとしたマーベル・シネマティック・ユニバース（MCU）の各作品で活躍した、スカーレット・ヨハンソン演じるブラック・ウィドウが単独で主役を務めた作品で、孤高の暗殺者だったブラック・ウィドウがなぜアベンジャーズになったのか、知られざる物語が明らかにされました。本来ならば大ヒットをしていたはずの作品ですが、コロナ禍により難しい結果に終わっています。ディズニーがコロナ禍によって行った、ディズニープラスとの同時公開。実際には1日ずらして、プレミアアクセスでの有料配信が公開日翌日に行われていました。その結果、興行収入が大きく落ち込んでしまったそうです。

公開日： 2020年12月25日
監督： パティ・ジェンキンス
音楽： ハンス・ジマー

DCコミックスが生んだ女性ヒーロー、ワンダーウーマンの誕生と活躍を描き、全世界で大ヒットを記録したアクションエンタテインメント「ワンダーウーマン」の続編です。パンデミック発生後に公開された中では最もヒットした映画には数えられているものの、その数字は前作の数割程度の興行収入と、数字だけ見れば大コケと言われても仕方ありません。

公開日： 2017年10月27日
監督： ドゥニ・ヴィルヌーヴ

リドリー・スコット監督がフィリップ・K・ディックの小説をもとに生み出した1982年公開の傑作SF「ブレードランナー」から、35年の時を経て生み出された続編です。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品で、SF映画として非常に高い評価を獲得している一方、赤字を計上している作品でもあります。

公開日： 2016年7月9日
監督： ローランド・エメリッヒ

1996年に製作・公開され、世界中で大ヒットを記録したSFパニック超大作「インデペンデンス・デイ」の20年ぶりの続編です。注目タイトルの続編ということで、興行的にはそれなりに結果を残していますが、北米の興行的には赤字になり、最終的には黒字になるも、各国の販促費用を込みにすると赤字になってしまったそうです。

公開日： 2020年12月4日
監督： ロバート・ゼメキス
原作者： ロアルド・ダール
原作： 魔女がいっぱい

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のロバート・ゼメキス監督が手がけたファンタジー。「チャーリーとチョコレート工場」で知られる児童文学作家ロアルド・ダールの「魔女がいっぱい」を原作に、「プラダを着た悪魔」「レ・ミゼラブル」のアン・ハサウェイが世界一恐ろしいと言われる大魔女（グランド・ウィッチ）を演じています。指が3本、足の指が1本など、さらには、女性でありながら髪の毛はなくスキンヘッドで肌が爛れているアン・ハサウェイらが演じた魔女に関し、欠指症という指がない人たちへの偏見を助長する内容である、などの意見が噴出し結果として炎上しました。

公開日： 2020年6月19日
監督： スティーヴン・ギャガン
挿入歌： オリジナル

100年以上にわたり世界中で愛読されているヒュー・ロフティングの児童文学作品で、過去にもエディ・マーフィ主演版などで映画化された「ドリトル先生」シリーズを、「アイアンマン」「シャーロック・ホームズ」のロバート・ダウニー・Jr.主演で新たに映画化したアドベンチャーです。原作に忠実に描かれ、アドベンチャー作品となったにも関わらず、この映画は大失敗になってしまいました。

公開日： 2016年7月11日
監督： ポール・フェイグ
原作： ゴーストバスターズ

幽霊退治に挑む科学者たちの活躍を描き、1980年代に一世を風靡した「ゴーストバスターズ」を、女性をメインキャラクターに新たに復活させたアクションコメディです。製作費1億4400万円に対して全世界の興行収入は2億2900万円と、かろうじて大きな損害は免れましたが、大コケした作品の部類に数えられています。

公開日： 2017年12月22日
監督： アレクサンダー・ペイン

「ファミリー・ツリー」「ネブラスカ　ふたつの心をつなぐ旅」のアレクサンダー・ペイン監督が、マット・デイモンを主演に迎え、人類が縮小可能になった未来社会を舞台に、社会風刺を交えて描くドラマです。しかしもはや中盤以降、小人化なんて全く関係なく展開していくストーリーに酷評が集まり、日本での興行収入もわずか5500万円と大コケしました。

公開日： 2016年1月16日
監督： ロン・ハワード
原作： 復讐する海: 捕鯨船エセックス号の悲劇

ハーマン・メルヴィルの『白鯨』のネタ元としても知られる19世紀に起きた捕鯨船エセックス号を巡る悲劇の実話を、「アポロ13」のロン・ハワード監督が映画化したものです。クリス・ヘムズワース主演、トム・ホランドやキリアン・マーフィーなど、実力のある俳優を起用し、圧倒的な存在の白鯨との一戦は、とても目が離せない超迫力なシーンとなりましたが、北米の興行収入では4分の1の2500万ドル、日本の興行収入でも2億円超と期待外れで、総合的な世界興行収入でも、9300万ドルと赤字を計上し、製作費の回収すらできない爆死映画となりました。