公開日： 2018年2月23日
監督： アレックス・ガーランド
原作者： ジェフヴァンダミア

「エクス・マキナ」の監督・脚本を手がけたアレックス・ガーランドが「ブラック・スワン」のオスカー女優ナタリー・ポートマンを主演に迎え、SFファンタジー作家ジェフ・バンダミアのベストセラー「サザーン・リーチ」を実写映画化したSFアクションスリラーです。しかし、監督の本来描きたかった表現方法と、劇場公開に向けての最終判断を行う配給側で衝突が起きてしまい、結果として映画館では公開されないNETFLIXオリジナル大作映画となってしまいました。

初公開： 2018年2月4日
監督： ジュリアス・オナ

J・J・エイブラムス製作による「クローバーフィールド HAKAISHA」「10 クローバーフィールド・レーン」に続く「クローバーフィールド」シリーズの第3弾です。ただの寄せ集めのSF映画と酷評され、さらに映画を作ったものの、大々的に告知をする費用も無ければ、劇場公開しても製作費の回収も危ぶまれた結果、配給の権利をNETFLIXに売却されたという大コケ映画でした。

公開日： 2017年6月9日
監督： アレックス・カーツマン

トム・クルーズが主演を務め、「ハムナプトラ　失われた砂漠の都」でもリブートされた1932年のホラー映画「ミイラ再生」を新たに生まれ変わらせたアクションアドベンチャーです。ユニバースとなる部分の演出がこの本来の物語をより複雑なものにしてしまったことで失速、興行的に大コケとなり、この後に続く透明人間ではジョニー・デップなど、とてもワクワクするような企画は頓挫してしまいました。

公開日： 2017年11月20日
監督： ザック・スナイダー

『ジャスティス・リーグ』は、DCコミックスの同名のスーパーヒーローチームをベースにする、2017年のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画です。監督はザック・スナイダー、脚本はクリス・テリオとジョス・ウェドンで、ヘンリー・カヴィル、ベン・アフレック、エイミー・アダムス、ガル・ガドットらが出演しています。本来の監督ザック・スナイダーが、制作期間中に娘が急逝したことで降板。この結果、本来のスナイダー監督の構想とは大きく異なった作品になってしまったことが大コケの原因と言われています。

世界各国でベストセラーとなったブライアン・セルズニックの冒険ファンタジー小説「ユゴーの不思議な発明」を、マーティン・スコセッシ監督が3Dで映画化。駅の時計台に隠れ住む孤児の少年ヒューゴの冒険を、「映画の父」として知られるジョルジュ・メリエスの映画創世記の時代とともに描き出しています。しかし製作費1億7000万ドルに対してアメリカでの興行収入はわずか7400万ドルと大コケ。世界全体でかろうじて製作費は回収できたものの、全体でみると失敗作といわれています。

公開日： 2020年9月18日
監督： クリストファー・ノーラン
音楽： ルドウィグ・ゴランソン

「ダークナイト」3部作や「インセプション」「インターステラー」など数々の話題作を送り出してきた鬼才クリストファー・ノーラン監督によるオリジナル脚本のアクションサスペンス超大作です。製作費2億2500万円に対して、興行収入3億3400万円、そこから宣伝費などを差し引いて何とかトントンといった結果を見ると大コケと言われても仕方ありません。超大作と呼ばれたにもかかわらず大コケした原因はコロナ渦での公開だったことがあげられます。

公開日： 2018年6月29日
監督： ロン・ハワード

ハン・ソロ／スター・ウォーズ・ストーリー』は、2018年のアメリカのSFアクション映画。監督はロン・ハワードが務め、オールデン・エアエンライク、ウディ・ハレルソン、エミリア・クラーク、ドナルド・グローヴァー、タンディ・ニュートンが出演しています。しかし興行収入は制作費を大きく下回り、爆死してしまいます。『スター・ウォーズ／最後のジェダイ』シリーズ内でも随一に人気の高いキャラクター、ハン・ソロを主人公にしたスピンオフで、『スター・ウォーズ／最後のジェダイ』から、たった半年余りで公開されたことが原因にあげらえています。

公開日： 2020年7月3日
監督： ウディ・アレン

巨匠ウッディ・アレン監督が、ティモシー・シャラメ、エル・ファニング、セレーナ・ゴメスら人気若手俳優たちをキャストに迎えメガホンをとったロマンティックコメディです。主演はティモシー・シャラメとエル・ファニングという、旬の俳優ふたりを起用した話題作でしたが、当時、#MeToo運動が社会問題化しており、監督のウッディ・アレンによる過去の交際相手への虐待が標的となり、これが映画を無期限上映停止という結果を招きます。これが原因で大コケしたと言われています。

公開日： 2019年2月22日
監督： ロバート・ロドリゲス
原作： 銃夢

木城ゆきとによる日本のSF漫画「銃夢（ガンム）」を、同作の映画化を長年にわたり熱望していたジェームズ・キャメロンの脚本・製作により、ハリウッドで実写映画化したアクション大作です。予告編が2017年に公開されたものの、主人公のCGのクオリティに批判があつまり公開が延期されるなど当初からバタバタ感があり、アメリカ国内では、製作費の半分ほどの額の興行収入しか回収出来ずに爆死という結果を招きました。

公開日： 2017年12月15日
監督： ライアン・ジョンソン
原作： キャラクター創造; ジョージ・ルーカス

「スター・ウォーズ」の10年ぶりの新作として大ヒットを記録した「スター・ウォーズ　フォースの覚醒」に続く3部作の第2部で、「スター・ウォーズ」サーガのエピソード8にあたります。興行収入的にも世界的大ヒット作のひとつにあげられているものの、ファンからの評価は最悪で、本作だけ正史から外そうと署名運動が巻き起こるほどでした。

イタリアの巨匠フェデリコ・フェリーニ監督による不朽の名作「8 1/2」を基にしたトニー賞受賞の大ヒット・ブロードウェイ・ミュージカルを、「シカゴ」のロブ・マーシャル監督が錚々たる俳優陣を豪華に起用し映画化した作品です。しかし、豪華キャストをそろえたにもかかわらず、ストーリーよりも音楽をメインにした内容のため、キャストの長所を生かすことが出来ずに爆死してしまいました。

公開日： 2012年4月13日
監督： ピーター・バーグ
挿入歌： サンダーストラック

「キングダム　見えざる敵」「ハンコック」のピーター・バーグ監督が手がけ、エイリアンの侵略部隊と各国の連合艦隊が洋上で激闘を繰り広げる姿を描くアクション大作です。浅野忠信が出演していることから日本国内での興行収入はおよそ14億ドルで、2億ドルの製作費を考えれば成功したといえます。しかし大味なアクション映画に留まりただの戦艦マニア映画と評価された北米での興行収入はわずか6500万ドルと1億ドルにもとどかない大コケとなりました。

公開日： 2012年4月13日
監督： アンドリュー・スタントン
原作： 火星のプリンセス
原作者： エドガー・ライス・バローズ

「ターザン」でも知られる小説家エドガー・ライス・バローズが1912年に発表したSFヒロイックファンタジーの古典的名作「火星のプリンセス」（創元SF文庫刊）を、「ファインディング・ニモ」「ウォーリー」のアンドリュー・スタントン監督が自身初の実写作品として映画化したアクションスペクタクルです。ディズニー映画の主演で一気にブレイクを願ったテイラー・キッチュでしたが、赤字映画になってしまい、その願いはかなうことはなく、さらにシリーズ化を狙っていましたが企画は頓挫してしまったそうです。