日付：1990年（平成2年）5月12日

パチンコ店駐車場から女児が誘拐され、翌朝になって、近くの渡良瀬川河川敷で遺体となって発見されました。事件と無関係の男性が逮捕・起訴され、無期懲役が確定し、服役した冤罪事件。真犯人が検挙されず、公訴時効が完成した未解決事件となっています。

日付：1959年3月10日

BOACスチュワーデス殺人事件は、1959年（昭和34年）に発生した殺人事件です。英国海外航空（BOAC、現ブリティッシュ・エアウェイズ）の日本人女性客室乗務員が扼殺され、遺体となって東京都杉並区で発見されました。 犯人特定・犯人逮捕には至らないまま、1974年（昭和49年）3月10日に公訴時効が成立、未解決事件となりました。被害者の交友関係から、カソリック杉並ドンボスコ修道院の会計主任でベルメルシュ・ルイズ神父が捜査線上に浮かびましたが、神父は病気療養のため、正規の出国手続を経てベルギーに帰国してしまいました。

日付：1975年から1989年

佐賀女性7人連続殺人事件とは、1975年から1989年までに佐賀県で7人の女性が殺された事件です。1989年に3人の女性（5人目から7人目の犠牲者）が遺体で発見された殺人事件は、訴追され「北方事件」と呼ばれています。しかし、いずれの事件も無罪判決が出ており、結果的に全て未解決事件となっています。

日付：1979年（昭和54年）5月23日

長岡京ワラビ採り殺人事件とは、1979年（昭和54年）5月23日に京都府長岡京市の山中で主婦2名が殺害された事件で、有力な情報も得られないまま捜査は難航し、1994年（平成6年）5月24日に公訴時効が成立しました。主婦Aは全身30箇所以上も殴打され、肋骨が折れて、肝臓が破裂しており、体内からは犯人のものと思われる体液が検出された。主婦Bは全身50箇所以上も殴打され、包丁が体に突き刺さったままでした。

日付：1987年5月3日

赤報隊事件は、1987年から1990年にかけて「赤報隊」を名乗る犯人が起こしたテロ事件で、記者が政治的テロによって殺害された日本国内唯一の事例とされています。2003年に全ての事件が公訴時効を迎え、2021年現在に至るまで犯人の特定がされていない未解決事件となっています。赤報隊の起こした事件は「朝日新聞東京本社銃撃事件」「朝日新聞阪神支局襲撃事件」「朝日新聞名古屋本社社員寮襲撃事件」「朝日新聞静岡支局爆破未遂事件」「中曽根康弘・竹下登両元首相脅迫事件」「江副浩正リクルート会長宅銃撃事件」「愛知韓国人会館放火事件」の7事件。

日付：1995年（平成7年）7月30日

八王子スーパー強盗殺人事件とは、1995年（平成7年）7月30日夜に東京都八王子市大和田町のスーパーマーケット事務所内で発生した拳銃強盗殺人事件です。本件は現在も懸命な捜査が続けられているものの、未だに犯人は特定も逮捕もされておらず、未解決事件となっています。被害者はスーパーナンペイ大和田店のパート女性従業員A（47歳）、同アルバイト女子高生従業員B（17歳）、同アルバイト女子高生従業員C（16歳）の3人で、いずれも頭部を拳銃で打ち抜かれるという残忍な手口でした。

日付：1984年（昭和59年） - 1985年（昭和60年）

グリコ・森永事件とは、1984年（昭和59年）と1985年（昭和60年）に、日本の阪神間（大阪府・兵庫県）を舞台に食品会社を標的とした一連の企業脅迫事件です。犯人が「かい人21面相」と名乗ったことから、かい人21面相事件などとも呼ばれて世間の注目を集めました。2000年（平成12年）2月13日に愛知青酸入り菓子ばら撒き事件の殺人未遂罪が時効を迎え、すべての事件の公訴時効が成立してこの事件は完全犯罪となり、警察庁広域重要指定事件では初の未解決事件となりました。

日付：1988年（昭和63年）3月18日

名古屋妊婦切り裂き殺人事件は、1988年（昭和63年）3月18日午後に愛知県名古屋市中川区富田町（現：名古屋市中川区供米田）未解決の猟奇殺人事件です。被害者は臨月で、腹を刃物で切り裂かれ、胎児を取り出され、腹の中に電話機とキーホルダーが詰め込まれていたという、その異常とされる猟奇性で注目され、地元紙『中日新聞』が「史上稀に見る猟奇的な凶悪事件」と表現した本事件は愛知県警察が約4万人の捜査員を投入して懸命の捜査を行ったが、有力な手がかりは得られず被疑者逮捕に至らないまま、事件発生から丸15年となった2003年3月18日に公訴時効を迎え未解決事件となりました。

日付： 2001年9月1日

歌舞伎町ビル火災は、2001年（平成13年）9月1日未明に東京都新宿区歌舞伎町の雑居ビルで起きた火災で、44人が死亡し、3人が負傷する被害を出し、日本で発生した火災としては戦後5番目の被害となりました。多くの死傷者を出した原因は、ビル内の避難通路の確保が不十分であったためとされています。出火原因は放火とみられていますが、2022年4月時点で未確定のままです。

日付： 2000年12月30日

2000年12月30日23時ごろから翌31日の未明にかけて、東京都世田谷区上祖師谷3丁目の会社員宅で、父親（当時44歳）・母親（当時41歳）・長女（当時8歳）・長男（当時6歳）の4人が殺害された。 隣に住む母親の実母が31日の午前10時40分すぎに発見し、事件が発覚しました。この事件は20世紀最後の日に発覚した、大晦日に差しかかろうとする年の瀬の犯行だったことや、犯人の指紋・血痕など個人を特定可能なものや靴の跡のほか多数の遺留品を残している点、子どもまでめった刺しにする残忍な犯行、さらに殺害後に長時間にわたり現場に留まった可能性が指摘され、パソコンを使用したり冷凍庫に保存されていたアイスクリームを食べたりするなどの犯人の異常な行動、これら多くの事柄が明らかになっていながら、犯人の特定に至っていないことでも注目される未解決事件となっています。