中野会若頭射殺事件とは、平成11年9月1日に、大阪府大阪市生野区桃谷の麻雀店「ロンクラブ」で、指定暴力団・五代目山口組二代目宅見組傘下の幹部組員4人が、指定暴力団・中野会若頭・山下重夫を射殺し、山下重夫のボディガード役の田中敬介に重傷を負わせた事件です。これまで続いた中野会と山口組抗争の事実上最後の犠牲者が山下重夫でした。

三菱銀行人質事件は、1979年1月26日に三菱銀行北畠支店に猟銃を持った男が押し入り、客と行員30人以上を人質にした銀行強盗および人質・猟奇殺人事件です。単独犯人の梅川昭美が大阪府大阪市住吉区万代二丁目の三菱銀行北畠支店に銀行強盗目的で侵入した。客と行員30人以上を人質として立てこもり、警察官2名、支店長と行員、計4名を射殺、国内での人質事件では初の人質に死者が出たケースとなった重大事件でした。

王将社長射殺事件は2013年12月19日に王将フードサービスで当時社長であった大東隆行が射殺された未解決事件です。京都市山科区の王将本社前にて、大東社長が心肺停止の状態で乗用車の横で倒れているところを通報され、病院へ搬送されたものの死亡が確認されました。犯行に使われたのは小型の25口径の自動式拳銃で、至近距離から4発の銃弾が撃たれ、そのすべてが急所に命中していたそうです。人気外食チェーンの名物社長の突然の訃報に日本中に衝撃が走りました。

2001年8月18日、東京都葛飾区にある四ツ木斎場での住吉会向後睦会幹部の通夜において、列席していた向後睦会会長・熊川邦男が稲川会大前田一家小田組幹部・吉川一三と小田総業幹部・村上善男に射殺された。さらに、熊川の近くにいた住吉会滝野川一家総長・遠藤浩司と住吉会向後睦会松井組幹部・西村俊英にも命中し、遠藤は死亡、西村も重傷を負った。ヒットマンの吉川一三と村上善男は取り押さえられ、警視庁の説得に応じて住吉会側から警視庁に引き渡された。原因は、さまざま言われているが不明のままです。一般の斎場での暴力団抗争に、日本中に衝撃が走りました。

北九州元漁協組合長射殺事件は、1998年2月18日に福岡県北九州市で発生した殺人事件です。1998年2月18日午後7時ごろ、福岡県北九州市小倉北区古船場町の路上で、元脇之浦漁業協同組合（現・北九州市漁業協同組合脇之浦地区）組合長（当時70歳）に、何者かが拳銃を至近距離から発砲、4発が命中。さらに2013年12月20日午前7時55分ごろ、北九州市若松区畠田1丁目の路上で北九州市漁協組合長が倒れているのが発見された。妻の話では、組合長は20日午前7時40分ごろにごみ出しのため自宅を出ており、自宅とゴミ集積場の間の路上で何者かに射殺されたとみられています。この一連の事件で工藤会会長が逮捕され、死刑判決を受けました。指定暴力団最高幹部への死刑判決は国内初の事例となりました。

佐賀入院患者射殺事件とは、2007年11月8日に佐賀県武雄市で、整形外科に入院中の男性が、指定暴力団道仁会（福岡県久留米市）系の組員の男に射殺された事件で、一般市民が暴力団抗争に巻き込まれ、人違いで殺害されたという衝撃的な事件でした。被害者は、10月上旬にラグビーの試合でアキレス腱を断裂し、入院していた。その後は順調に回復し、退院を目前にしていた矢先の出来事でした。

警察庁長官狙撃事件は、1995年3月30日に当時日本の警察庁長官であった國松孝次が何者かに狙撃された事件です。2010年3月30日に、殺人未遂罪の公訴時効（15年）を迎え、未解決事件となっています。國松孝次警察庁長官が出勤のため東京都荒川区南千住の自宅マンションを出たところ、付近で待ち伏せていた男が拳銃を4回発砲。國松長官はそのうち3発を腹部などに受け、日本医科大学付属病院高度救命救急センターに搬送された。一命はとりとめたが、全治1年6ヵ月の瀕死の重傷を負った。男は自転車でJR南千住駅方面に逃走するのが通行人に目撃され、現場からは、朝鮮人民軍のバッジや大韓民国の10ウォン硬貨が見つかっています。

八王子スーパー強盗殺人事件とは、1995年7月30日夜に東京都八王子市大和田町のスーパーマーケット「ナンペイ大和田店」事務所内で発生した拳銃使用による強盗殺人事件です。3人もの女性が射殺されたにもかかわらず。本件は現在も懸命な捜査が続けられているものの、未だに犯人は特定も逮捕もされておらず、未解決事件となっています。

あさま山荘事件または浅間山荘事件は、1972年2月19日から2月28日にかけて、長野県北佐久郡軽井沢町にある河合楽器製作所（本社・静岡県浜松市）の保養所「浅間山荘」において連合赤軍の残党が人質をとって立てこもった事件です。死者3名（機動隊員2名、民間人1名）、重軽傷者27名（機動隊員26名、報道関係者1名）を出した重大事件でした。

長崎市長射殺事件とは、2007年4月17日に当時の伊藤一長長崎市長がJR九州長崎駅近くの歩道で山口組系暴力団幹部の男（城尾哲弥）に銃撃され、死亡した事件です。遊説をしていた伊藤氏がJR九州長崎駅付近にあった長崎市大黒町の自身の選挙事務所前に到着。事務所前に集まっていた記者たちと会見を開く予定であったため、スタッフが記者らに市長が帰ったと告げた直後の午後7時51分45秒ごろ、伊藤氏は容疑者に銃撃されました。

報道によると、市が発注する公共工事をめぐって市を恨んでいた、あるいは自身の運転する車が市の発注した道路工事現場で事故を起こした際に車両保険が支払われなかったためと報道されています。

安倍晋三銃撃事件は、2022年（令和4年）7月8日11時31分頃、奈良市内の近畿日本鉄道大和西大寺駅付近にて、元内閣総理大臣で衆議院議員の安倍晋三が銃撃され、死亡した事件です。一報が報じられると、テレビ各局は特番に切り替えるなど、日本中に衝撃が走りました。

容疑者の山上徹也はその後の取り調べに対し、世界平和統一家庭連合（旧統一教会）への積年の恨みが犯行の動機になったと語っていることが報じられ、旧統一教会と国会議員などの政治家との関係に注目が集まっています。