幸福度が低い都道府県ランキング第8位は、青森県です。青森県は、世界遺産の白神山地や神秘的な十和田湖をはじめ、豊かな自然に恵まれており、四季を通じて多くの魅力を満喫できます。しかし、喫煙率、がん死亡率、小中学生肥満率などが全国1位、平均寿命全国ワーストなどが青森県民の幸福度を下げていると言われています。

幸福度が低い都道府県ランキング第7位は、福島県です。全般に起伏の大きな山地が占める地方で、本県のシンボル磐梯山、国内第3位の面積を持つ猪苗代湖、五色沼湖沼群を抱く裏磐梯高原、尾瀬湿原など日本を代表する大自然が広がります。 しかし、20歳未満自殺者数ワースト、脳梗塞患者数(65歳以上) 2位、地震回数（震度５弱以上）2位、狭心症・心筋梗塞死亡者数2位、ガン患者数2位、凍死者数3位などが幸福度を下げている要因となっています。

幸福度が低い都道府県ランキング第6位は、徳島県です。鳴門海峡の渦潮や阿波踊りで有名な徳島県。 四国の右下に位置する徳島県は、雄大な自然や歴史・文化が今も残る、伝説や秘境にあふれた観光スポットがたくさんあります。 しかし、下水道普及率が全国ワースト、男子小中学生肥満率2位、20歳未満自殺者数2位、栄養失調死・餓死者数2位、相対的貧困世帯率2位などが幸福度を下げる要因になっています。

幸福度が低い都道府県ランキング第5位は、栃木県です。栃木県は、世界遺産に登録された日光の社寺に代表される優れた歴史文化、四季折々の美しい自然、豊富な温泉、いちごや和牛、湯波（ゆば）などの多彩な特産物、益子焼などの伝統工芸品、さらには各地に根付いている伝統芸能など魅力的な資源に恵まれています。しかし、年齢調整死亡率2位、男性肥満率3位、卵巣がん死亡率3位、不登校中学生数3位、狭心症・心筋梗塞死亡者数4位など、幸福度を下げる要因が散見されます。

幸福度が低い都道府県ランキング第4位は、千葉県です。千葉県は温暖な気候に恵まれ、大都市東京のすぐ隣に位置しながらも、「花」 や「海」をはじめとする豊かな自然に恵まれています。自動車盗認知件数、非正規労働者数、うつ病患者数が2位、待機児童数4位、30代男性未婚率6位などが幸福度の低さをあらわしています。

幸福度が低い都道府県ランキング第3位は、神奈川県です。交通生活インフラと自然多様性を組合せた、高いレベルの住居環境が整備され、水産業なども盛ん（三崎漁港は全国２位）な神奈川県ですが、1世帯の平均負債額は711万円でワースト1、離婚数ワースト3、自殺者数ワースト3など、幸福度を下げる問題が多々見受けられます。

幸福度が低い都道府県ランキング第2位は、東京都です。一極集中と言われるように、東京には人が集まりますが、その理由に進学や就職があげられます。10代から20代の人が東京圏での学生・社会人生活を志望し人が集まる傾向があります。しかし、30代から40代までの男女未婚率、刑法犯認知件数などがワースト1となっています。また、実際に東京に住んでいる人からも「ゴミゴミしていて落ち着かない」「ストレスがある」「人間関係に疲れる」など、社会的ストレスを抱えている人が多いことがうかがえます。

幸福度が低い都道府県ランキング1位は、秋田県です。秋田県は、厚生労働省が発表した2021年の人口動態統計（概数）で、秋田県の出生率が4.6となり、27年連続全国ワースト1となってます。また、婚姻率や死亡率もワースト1で、全国最悪のペースで進行する人口減少に歯止めがかからない状況が改めて浮き彫りになっています。自殺率・がん死亡率・脳梗塞死亡率もトップを争い、1人あたりの県民所得も低いなど、幸福度を下げる様々な問題を抱えています。