所在地： 〒470-0208 愛知県みよし市ひばりヶ丘１丁目１
収容分類級：I級、B級、P級、F級、M級、W級（豊橋刑務支所）
収容定員：2,426人

名古屋刑務所は、日本で最も厳しく過酷な刑務所として有名です。2001年には、刑務官が受刑者の肛門に消防用ホースで放水し、直腸破裂で死亡させた事件が発生、翌2002年には、受刑者の腹部を革手錠で締め付けた事による死亡事件が、2018年には受刑者が熱中症で死亡する等、受刑者の死亡事故が目立ちます。さらには受刑者を全裸にしての身体検査、いわゆる「カンカン踊り」なども横行し、2011年には改善要望も出されています。初犯の人が収容されれば地獄を見ると言われている名古屋刑務所は、二度と戻りたくない場所となっています。

所在地： 〒862-0970 熊本県熊本市中央区渡鹿７丁目１２−１
収容分類級：LB級、P級
収容定員：616人

熊本刑務所は、執行猶予10年以上の受刑者、犯罪傾向が進んでいる者、つまり再犯・累犯・反社会的勢力である受刑者が収容されています。「日本最極悪！ 熊本刑務所 獄中で出会った２人の凶悪犯」という実録漫画があるように、凶悪犯が収容されていることで有名です。

所在地： 〒501-1183 岐阜県岐阜市則松１丁目３４−１
収容分類級：LB級、YA級、A級、B級
収容定員：705人

岐阜刑務所の収容分類級は、執行猶予10年以上、再犯・累犯・反社会的勢力というLB級に相当する受刑者を受け入れていることから、凶悪犯が多く収容されていることがわかります。懲役10年以上の実刑判決から、殺人罪や強盗致傷などの凶悪な犯行と考えられます。

所在地： 071-8153 北海道旭川市東鷹栖3線20号 620
収容分類級：B、LB
収容定員：371人

旭川刑務所は、男性受刑者を収容する刑務所です。執行刑期が１０年以上で犯罪傾向の進んでいる者（LB指標受刑者）および執行刑期が１０年未満で犯罪傾向の進んでいる者（B指標受刑者）を収容しています。B級は、再犯者または反社会集団への所属性が強く、反抗的で協調性に欠けて犯罪傾向が進んだ短期受刑者を指し、さらに無期刑の者が三分の一を占めていることから、凶悪犯が多く収容されていることがわかります。

所在地： 〒290-0204 千葉県市原市磯ケ谷１１−１
収容分類級：I、YA、A
収容人数：463人

市原刑務所は、千葉県市原市にある交通刑務所で、死亡交通事故の加害者などが収容されています。そのため、他の刑務所に比べて規律は遥にゆるく、トイレや談話室、図書室などへの移動は基本的に自由で、細かなルールも受刑者同士が話し合って決めているそうです。

所在地： 〒675-0061 兵庫県加古川市加古川町大野１５３０
収容分類級：I、A、YA、W
収容人数：1,281人

この刑務所は一般受刑者以外に、交通事犯の受刑者を収容する交通区が存在します。交通区の受刑者は残りの受刑期間が5年未満で、脱走・自殺の恐れがない受刑者を対象にしています。居室には鍵はなく、余暇時間ならば、トイレや集会室、洗心の間などにも自由に出入りは可能です。「自主・自立」を常としており、刑務官が受刑者を指導するのではなく、受刑者同士で注意や指導を行っています。

所在地： 〒390-0871 長野県松本市桐３丁目９−４
収容分類級：JB、YB
収容定員：405人

過ごしやすい刑務所としてあげられているのが、長野刑務所の支所である松本少年刑務所です。公立中学校の分校である松本市立旭町中学校桐分校が存在しており、これは日本だけでなく、世界的にも類を見ないと言われています。当時の受刑者の8割が義務教育をまともに受けておらず、就学機会の低い者ほど犯罪に走る傾向があると考えられた為、1953年に分校が建てられました。少年刑務所ではあるものの、近年では高齢の受刑者も増えているそうです。