「・・・ウソやろ！・・・・・かなわんなあ・・・」

大阪でタクシー運転手として働いていた渡辺健一は、1975年8月23日に、タクシーに客が家のカギを忘れたことがきっかけで、タクシー運転手の渡辺健一が強盗目的でそのカギを使って部屋に侵入し、夫婦2人を斧で殺害しました。夫婦2人の殺害方法があまりにも残忍だったこと、事件のきっかけが日常的に起こりうる「タクシー内に忘れ物」だったことから、日本中に衝撃を与えました。

「母ちゃんにいろいろ迷惑かけてすいませんでした。元気で長生きしてください。母ちゃんの子どもに生まれてよかった」

松田幸則は、2003年に熊本県宇城市で、被害者や消費者金融から数百万の借金があり、借金返済に困った末、男女2人を殺害して金品を強奪した事で死刑判決を受けました。

「くそ、俺のホースバンドを盗みあがったのは誰だ！」

大石国勝は1983年に隣人の一家3人を殺害して死刑判決を受けました。自宅のホースバンドの金具を、隣に住む13歳の少年が盗んだと思い込み、隣人宅に包丁を持ち侵入。隣人の会社員とその妻、更に少年を殺害しました。

「解放されてもまた殺人する」

金川真大は2008年に茨城県土浦市で通り魔事件を起こし、持っていた刃物で相次いで人を刺し、2人が死亡、7人が重傷を負いました。2013年2月21日に法務省（法務大臣：谷垣禎一）が発した死刑執行命令により収監先・東京拘置所にて死刑を執行されました。

「どうか皆さん、ぼくの冥福を祈って成仏できるよう助けて下さい」

堀越喜代八は、横浜市戸塚区にあるアパートに住んでいた顔見知りの母子を強盗目的で殺害、母子殺害後、郵便通帳を盗み、ガスレンジとガスストーブからガスを放出して放火自殺を演出して逃走しました。当時の堀越には、婚約者がおり、犯行決行の日は結納の日で、堀越が婚約者に手渡した結納金は、顔見知りの母子を殺して盗んだものでした。

「向井さんによろしくお伝えください」

藤波芳夫は、自身の暴力などが原因で妻と離婚。しかし、別れた元妻をあきらめられず、執拗に居場所を探ろうとする。しかし、頑として居場所を教えない親族に、藤波は腹を立て、酔った勢いで2人を殺害、2人を負傷させました。藤波は1989年に洗礼を受け、熱心なキリスト教徒になりました。2006年に死刑が執行された際には、プロテスタント牧師の向井武子の名を挙げ、彼女に感謝の念を伝えたそうです。

「死刑でいいです…」

山地悠紀夫は、16歳の時に自身の母親を、22歳の時に女性を2名殺害した死刑囚です。「母親を殺したときの感覚が忘れられず、人の血を見たくなった」「ふらっと買い物に行くように、ふらっと人を殺しに行ったのです」「人を殺す事と物を壊す事は全く同じ事」などの異常ともいえる発言で世間に衝撃を与えました。

「私は反省の心を捨て、被害者のことを考えるのをやめました」

尾形英紀は、2003年8月18日に埼玉県熊谷市で発生した熊谷男女4人殺傷事件の犯人です。不倫相手の少女に「やっちゃえ！」とけしかけられた主犯・尾形英紀が、恋敵である男性を殺害。さらに、無関係の男性の同僚女性ら3人を拉致殺傷した事件で、あまりの残虐さに世間に衝撃を与えた凶悪事件でした。

「････残念です。」

長谷川敏彦は、1979年から1983年にかけて発生した保険金殺人の犯人です。2人を殺害し、借金返済を迫られて金融業の男性も殺害したことで1993年に死刑が確定し、2001年に刑は執行されました。この事件の被害者遺族が、犯人との手紙のやりとりや面会により助命を願い出るという異例の事態に至ったことで話題になりました。

「長い間お世話になりました。思い残すことは何もありません」

小林カウはホテル日本閣殺人事件の犯人で、女性死刑囚として戦後初めて死刑執行された元死刑囚です。小林カウが犯した犯罪は殺人罪です。ホテル日本閣殺人事件で2人を殺害し、さらに事件の8年前には夫を殺害していたことが発覚しています。

「あの世では被害者の皆さんに会って罪を償いたいと思います」

杉村サダメは、借金返済に困り、姑、隣家の主婦、行商人ら4人に農薬を飲ませ、3人が死亡、1人が植物状態に陥った事件の犯人で、裁判により死刑が確定、1970年9月19日に死刑執行されました。当時、彼女は小林カウに続く、戦後2番目の女性死刑囚として話題になりました。

「おかやん、おかやん。助けてくれよ、おかやん」

菊池正は、1953年に雑貨商一家の3人＋使用人1人を殺害し、事件から2か月後に逮捕されました（栃木雑貨商一家殺害事件）。裁判では死刑判決が言い渡されましたが、上告中に脱獄。脱獄から11日後に身柄を拘束され、その後は異例の速さで裁判が進み、脱獄からわずか4か月後に死刑が執行されました。

「俺を殺したら革命が起こるぞ！」

永山則夫は、日本のシリアルキラー（連続殺人犯）で、1968年10月から11月にかけ、東京・京都・北海道・愛知の4都道府県で拳銃を用い、男性4人を相次いで射殺する連続殺人事件（連続ピストル射殺事件）を起こし、翌1969年に逮捕されあした。

「あのビデオまだ途中だったのにな…」

宮﨑 勤は東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件の犯人である。 東京都および埼玉県で計4人の幼女・女児を1988年から1989年に掛けて誘拐し殺害。逮捕・起訴され死刑判決が確定し2008年6月17日に執行されています。

「あの世で被害者に会ってお詫びできることを思うとやはり死ぬことは喜びです」

中島一夫は、窃盗等で服役していましたが、出所後すぐに賭博で一文なしとなり、金を奪う為に2ヶ所の住宅に侵入。殺人に強姦致死、強盗に放火と数々の悪行を重ね、死刑判決を受けています。

「遺骨は別府湾に散骨してください、アーメン」

前科4犯の西口彰は、1963年10月に2人を殺害し、その後、1964年1月3日に逮捕されるまで逃亡を続け、大学教授や弁護士などを騙って計5人を殺害し、計80万円を詐取しました。熊本では弁護士を装って教戒師・古川泰龍の家に押し入るが、当時10歳の娘が見抜き、通報することにより逮捕につながります。

「目隠しを取ってもらえませんか。もう一度先生（刑務官）の顔を見たい」

日高信子は、夕張市で炭鉱作業員をあっせんする会社を経営していた社長(当時41歳)の妻で、保険金殺人の犯人です。従業員の男(27歳)に「分け前を500万円やるから」とそそのかして、保険をかけた自社の従業員宿舎に放火させ、宿舎は全焼し、社員とその家族ら6人が焼死。そして日高夫婦は、建物と従業員の保険金、合計1億3801万円を手に入れました。

「ゴルァ！おまえら、殺す気だろーーーーーー？！」

篠沢一男は、栃木県宇都宮市の宝石店「ジュエリーツツミ宇都宮店」で、女性店長に従業員5人の両手を粘着テープで縛らせ、自ら粘着テープで女性店長と他の従業員の両手両足を粘着テープで拘束し、全員の目にハンカチをあてた上からテープを巻き付けて目隠しをし、さらに全員を休憩室の中に閉じ込め、ガソリンをまき、さらに1人の上半身にもガソリンをかけ、ライターで火をつけ、1億4000万円相当の宝石を盗み逃走。従業員6名を殺害しました。

「先生、生きたいんです。助けてください。」

栗田源蔵は、おせんころがし殺人事件の容疑者です。1948年、ヤミ商売のブローカーとして生計を立てていた栗田は、三角関係のもつれから静岡県において交際女性を殺害。さらに1951年8月8日、栃木県で子供を寝かしつけようとしていた主婦を強姦しながら絞殺した揚句、屍姦。10月10日には国鉄上総興津駅において行商に出たまま行方不明になった夫を探すために偶々同駅に降り立った母子4名を誘い出し、日付が変わった翌日の深夜に長男と長女を断崖絶壁の「おせんころがし」にて投げ落とした挙句、主婦を強姦して背中に背負っていた次女ごと投げ落とした。被害者達は崖の途中に止まっていたが、栗田は被害者達を石で殴打し殺害しました。

「こういう落ち着いた日に死ねるのは幸福だ」

小平義雄は、義父を殺害し,懲役刑となり、仮出所後の昭和20年から女性7名(立件10名)を殺害、昭和23年に死刑判決をうけ、昭和24年10月5日処刑されました。初めの強姦・殺人事件から1年以上を経た1946年8月17日、7人目の被害者女性が遺体となって発見されたが、直前にこの女性と会っていた小平義雄が逮捕され、犯人であると判明。小平が他の事件への関与も自供したことから、一連の連続強姦殺人事件が発覚した。小平は10件の事件について起訴され、3件が無罪、7件が有罪となった。

「…クック…」

大久保清は、1971年3月から5月までの2か月足らずの間に、路上で自家用車から声をかけて誘った女性8人を相次いで殺害し逮捕され、1973年に死刑判決を受け、1976年に刑を執行されました。最後は、死刑執行時に係官が迎えに来た時に、腰を抜かし失禁し引きずられながら死刑台に向かったそうで、「何か言い残すことはないか？」という問いにも何も答えられないほど動揺していたそうです。

「（獄中結婚した相手に）ありがとうと僕が言っていた、と伝えてください」

宅間守は、2001年6月8日にした発生した附属池田小事件の犯人です。宅間守は、大阪教育大学附属池田小学校に侵入、出刃包丁で児童（1年生および2年生）8人を刺し殺し、児童および教職員15人に重軽傷を負わせました。

「目隠しを取ってもらえませんか。もう一度先生（教誨師）の顔を見たい…ごめんなさい」

勝田清孝は、1972年から1983年の約10年間に東海地方・近畿地方で8人を相次いで殺害した人物です。殺人については22件について疑われ、勝田本人も22人を殺害したと自供したものの、14件は確証がなかったため立件されず、勝田による殺人と断定された被害者は計8人でした。

「くたばっちまえば、どうせ何も見えねえ（と目隠しを拒む）」

大米龍雲は、大正時代に国民を震撼させた連続殺人犯です。主に尼寺に押し込んで尼僧を陵辱してから金品を奪い、場合によっては犯行を隠す為に殺害し、放火するという残虐なものでした。司法によって認定された一連の犯行は、強盗殺人3件、強盗強姦5件、強盗7件、窃盗9件であるが、実際の殺人や強姦の被害者は相当数とされ、強姦被害者の多くは尼僧であったが、中には一般女性や巫女までいたほか、老若関係なくその被害にあった。犠牲者の中には襲われて驚きの声を上げたところ、舌を手で引き抜かれ殺害された者もいたそうです。

「ちょっと待って」「グフッ」「（遺骨の引き取り先を問われて）四女」

宗教団体オウム真理教の創設者及び代表であった麻原彰晃は、宗教的に殺人を肯定し、自らの信者を利用して国家転覆を最終目標とする一連のオウム事件を起こし、1995年（平成7年）5月16日に地下鉄サリン事件の首謀者として逮捕されました。

「善良な人たちは、常に正しいのですとも」

バーバラ・グレアムは、1953年に仲間で強盗を行い、住民の未亡人を殺害。後に事件は密告され、彼女たちを含めた３人が死刑判決を受けました。彼女は共犯者とされる男2人と同日にガス室で処刑された。映画『私は死にたくない』（1958年）のモデルになった人物として有名です。