「早くしろ！地獄のディナーに間に合わねえだろうが！」

ジョン・エドワード・H・ルロフは、カナダ生まれのアメリカ人医師、弁護士で、妻と娘を殺害し、親戚2人も毒殺を試みました。証拠不十分として一度釈放されています。しかし店員を殺害したとして死刑を言い渡されました。死刑執行の直前に大声で「早くしろ」と叫んだようです。

「私の最後の言葉はこれだ。ホカヘーイ、死ぬには良い日だなぁ」

クラレンス・レイ・アレンは、3名の殺人を犯し、カリフォルニア州サンキンチン州刑務所で致死注射によって処刑されたアメリカ人犯罪者です。彼は、高齢を理由に死刑に対する穏便な対応を望みましたが、それは叶いませんでした。

「わたしはここで切り刻まれた。ものすごい痛さだ。彼らはももに切り込みを入れ、足に切り込みを入れ、血は吹き出まくっている。こんなのは処刑じゃない。殺人だ」

1971年、ベニー・エディー・デンプスは、共犯者のジャック・バーディとアメリカ・フロリダ州レイク郡で、強盗目的で2人を殺害、当時は死刑制度が廃止されていたことから終身刑を受けます。その後刑務所内で囚人1人を殺害しますが、この時点で死刑制度が復活していたため、改めて死刑判決を受けます。致死量の注射による死刑が執行されますが、ベニー・デンプスは33分間を苦悶。執行官らが点滴注射が失敗した場合の予備にと別の静脈を探そうとしたほどでした。最後の言葉はこれにともなったものです。

「以前、性犯罪者は更生できるのかという質問にノーと答えたが、わたしは間違っていた。性犯罪者には希望も平穏もないと言ったが、それも間違いだ。私はイエス・キリスト、神を通して希望と平穏を手に入れた。心の平和を、平穏が欲しければ神を頼ればよい」

ウェストリー・アラン・ドッドは、アメリカ人の有罪判決を受けた連続殺人犯であり、性犯罪者です。1989年、彼はワシントン州バンクーバーで3人の少年を性的暴行と殺害しました。彼は、映画館で6歳の少年を誘拐しようとして失敗した後、その年の後半に逮捕されました。この他にも、30人以上の少年少女が被害を受けています。

「今日、私の人生は、薬物によって閉じる。剣に生きた者は、剣によって滅びるということだ」

麻薬を買う金欲しさに殺人や強盗、恐喝を繰り返し、死刑判決を受けたジョセフ・クラーク。薬物注射による刑の執行中に、注射針が静脈を外れていたため、薬が効かず、執行人に「これ入ってないよ。入ってないよ・・・」と告げるという前代未聞の出来事が起こりました。

「わたしがジャック・ザ…」

ドクター・トマス・ニール・クリームは、スコットランド系カナダ人の連続殺人犯で、ランベスの毒殺犯 という異名で知られている。 アメリカ合衆国をはじめとする複数の地域で毒殺を行い、匿名で他人に謀殺を非難する手紙を送り続けた結果自身に疑いの目が向けられて逮捕され、死刑に処せられました。死に際に「自らが切り裂きジャックと告白しかけた」という噂があります。

「私は岩を持って航海していると言いたいのですが、6月6日のイエスと共に独立記念日のように戻ってきます。映画や大きな母船などのように、私は戻ってきます」

アイリーン・ウォーノスは、1989年から1991年にかけて7人の男性を殺害した罪で死刑判決を受けました。2002年に死刑が執行され、アメリカで死刑になった10番目の女性です。その凶行から同じシリアルキラーであるテッド・バンディの女性版と言われ、一部のマスキュリストからは、彼女は典型的なミサンドリーだと批判的に紹介されています。

「まあいい。船出するときは荷物はすべて持っていかんとな」

マルセル・プショーは、フランスの連続殺人者です。第二次世界大戦のナチスドイツのフランス占領後、迫害を恐れたユダヤ人が脱出するのを、プショーが手数料25000フランを受け取り手助けするふりして、ガスで殺害して死体を焼却し、衣服や貴重品を奪う犯行を繰り返す。その犠牲者は、一説には100人以上、プショー本人は、63人としている。プショーのパリの館には、完全防音の気密ガス室や地下室に死体を焼く為の高温の焼却炉などがあり、ガス室には覗き窓がついていて、彼は犠牲者が悶え苦しみ死んでいく様を楽しんで見ていたという。

死刑直前に、自供の意思を問われて「この期におよんでそんな質問をするとは、失礼きわまりない」

アンリ・デジレ・ランドリューは、フランスの連続殺人犯、シリアルキラーとされる人物です。結婚詐欺の常習犯であり、10人の女性を詐欺にかけて殺害し、金品を巻き上げ、その遺体を焼却したとされる。逮捕後は裁判での行動が話題を呼び、当時のフランスの人々の人気を集めました。チャールズ・チャップリンによる映画『殺人狂時代』のモデルになるなど、フランスで最も有名な殺人鬼ともいわれています。

「俺は無実だ。誰も殺していない。あんたらは無実の人間を殺すのか？この左腕のせいで俺は殺される。ひどく痛い。」

ジョナサン・グリーンは、2000年にテキサス州で12歳の女の子を誘拐し、自宅で強姦した上で殺害した犯罪者です。遺体を自宅の庭に埋めたものの、後に遺体を掘り返して、自宅の椅子に放置するなど狂気的殺人犯として知られています。

「（電気椅子の）ベルトが緩すぎる」

チャールズ・レイモンド・スタークウェザーは、1958年1月21日から1月29日までの間に、ネブラスカ州とワイオミング州で11人を殺害したアメリカ人のスプリーキラーです。何の良心の呵責も見せず「俺たちの行く手にはだかる者はみんな殺した。後悔なんてしていない。少なくともほんのしばらくの間、楽しい時を過ごしたんだから。」と供述。1973年、彼らの連続殺人をもとにした映画『地獄の逃避行』が公開されています。

「祈りを！どうか私に祈りを捧げてください」

ゴードン・スチュアート・ノースコットは1920年代にかけて最低でも3人、疑惑として更に20人の少年を殺害した人物で、この養鶏場連続殺人事件と呼ばれました。また、この事件の被害者の母親の身に起きた出来事をモチーフにした映画が2008年公開の『チェンジリング』であり、一連の犯罪の首謀者・ゴードン役をジェイソン・バトラー・ハーナーが演じています。

「さっさとしろよ、田舎者め。おまえがもたもたしてるうちに、俺なら10人は殺せるぞ！」

カール・パンズラムはアメリカ合衆国の連続殺人犯で、立証されていないものも含め22件の殺人を犯したとされ、刑死後にその半生を記した自伝が発表されたことでも知られています。本人の供述曰く「22人を殺し、1000人の男性と肛門性交をした」と話していたといいます。そして1930年に死刑を宣告され、絞首刑に処されました。

「ゆっくりやってくれ、ただ失敗しないでくれよ」

H・H・ホームズは、「シリアルキラー」（連続殺人鬼）として記録された最初期の人物のひとりです。彼は27件の殺人を自供しましたが、彼が明かした「殺人の被害者」には存命者もおり、結局9件のみ立証されました。一般には200人もの被害者がいるとされています。

「ファック！」

殺人ピエロことジョン・ウェイン・ゲイシーは、少年時代にボーイスカウト活動をしていたことがあり資産家の名士でチャリティー活動にも熱心だったため、模範的市民だと思われていたが、アルバイト料の支払いなどの名目で呼び寄せた少年に性的暴行を加えたうえで殺害。その数は1972年から1978年のあいだ、少年を含む33名。彼の犯行はアメリカ社会を震撼させました。

「脳は撃つな日本人に売れる」

アンドレイ・ロマノヴィチ・チカチーロは、ウクライナ生まれの連続殺人者で、ロストフの殺し屋、赤い切り裂き魔などの呼び名で知られています。1978年から1990年にかけて、おもにロシア・ソビエト連邦社会主義共和国内で52人を殺害したとして殺人罪を言い渡されあした。一部の犠牲者は、当時のウクライナ・ソビエト社会主義共和国とウズベク・ソビエト社会主義共和国で殺されています。彼の脳は実際に日本人が買取っています。

「ジムやフレッド、私の家族や友達に私の愛を与えて欲しい」

バンディは、1974年から1978年にかけて、全米でおびただしい数の若い女性を殺害。被害者の正確な総数はわかっていないが、彼は10年間にわたる否認を続けた後、30人を超える殺人を犯したと自白。残忍な殺人犯という一般的な評価の一方、現地のメディアではしばしば知的でハンサムで愛嬌がある青年と言われ、日本のメディアにも題材として登場し、ハンサムで頭脳明晰なシリアルキラーとしてショッキングに扱われました。

「私は私の運命のマスターです：私は私の魂のキャプテンです。」

ティモシー・ジェームズ・マクベイは1995年4月19日に発生したオクラホマシティ連邦政府ビル爆破事件の主犯で、アメリカの元死刑囚です。この爆破事件で168人が死亡し、850人以上が負傷させました。

「私は無駄に人を殺した。みんな私のようになってはいけない」

カンパティマール・シャンカリヤは、インドの連続殺人鬼です。１９７７年から１９７８年までのわずか１年ほどの間に、少なくとも７０人を快楽目的で殺した。犠牲者はいつも耳下の首をハンマーで撲殺されていたことから、「カンパティマール（耳の下を叩く人）」と呼ばれています。

「自分が死刑になることで、あなた方遺族は気持ちにけじめをつけることができるだろう。身内を亡くしたあなた方遺族には心から同情する。俺はみんなを愛しているよ。さあ、時間だ」

クロード・ ジョーンズは、1989年にテキサス州で起きた強盗殺人事件の関与を疑われ、2000年に死刑判決となりました。彼は最後まで罪を認める事はなかったものの、最終的に死刑を受け入れて上記の言葉を遺しています。10年後、事件現場で落ちていた髪の毛のDNA検査が行われ、その髪の毛はクロードのものではなかった事が判明。長い年月を経て、彼の無実が証明されました。

「私に残された最後の望みは、自分の首が切り落とされ、血飛沫を噴き出す音をこの耳で聴くことです」

ペーター・キュルテンは、ドイツの連続殺人犯。デュッセルドルフの吸血鬼 という異名を持ちます。強姦、暴行、殺人を行い、1929年1月から11月までのデュッセルドルフの凶行で有名です。

「なぜ、私がここにいるか分からない」

アルバート・ハミルトン・フィッシュは、アメリカのシリアルキラーで食人者で、「満月の狂人」 「グレイマン」 「ブルックリンの吸血鬼」 などの異名で知られています。正確な数字は明らかではないが、多数の児童を暴行して殺害。肉を食べる目的で殺害された児童もいる。児童だけではなく、成人も殺害しているとされています。そんなフィッシュの最後は、電気椅子での処刑を「今までに味わったことのない最高のスリル」といったそうですが、最後は「なぜ、私がここにいるか分からない」と話し、最後まで被害者への謝罪はありませんでした。