パリ人肉事件は、1981年、フランスで起こった猟奇殺人事件である。犯人である日本人留学生の佐川一政が、友人であるオランダ人女性を射殺し、屍姦後に彼女の肉を食べたという事件です。

最初彼はドイツ語を教えてほしいと被害者を呼び出しました。その後銃殺してから、被害者の肉をナイフを使って切っていき食べたそうです。遺体を解体してからタクシーに乗って森に向かうのですが、目撃者の証言によって逮捕されることになります。佐川は精神鑑定から心神喪失状態と判断され、不起訴になり、その後フランスや日本の精神病院に入っていましたが、後に小説家として活動していました。

容疑者フレデリック・ウォルター・スティーヴン・ウェストは、イギリスのシリアルキラーと呼ばれています。妻のローズとともに若い女性を惨殺し、遺体をグロスタークロムウェル通り25番地の自宅の庭などに埋めていました。逮捕後、自宅は「恐怖の館」と呼ばれ注目を集めました。

1967～1994年において、イギリスの夫婦によって12名が殺されました。ウエスト夫婦は被害者たちを拉致したり、強姦し拷問してから殺害しています。遺体はバラバラにしてから自宅に遺棄しており、中には自分の子供も含まれていたそうです。彼らはもともと近親相姦が当然だった環境で育てられており、子供と関係を持ったり妻や娘たちを売春婦として働らかせていたそうです。また、娘やベビーシッターなどを殺害しており、発見された遺体は解体された状態という凄惨なものでした。

横浜港バラバラ殺人事件とは、2009年6月に神奈川県横浜市金沢区で発覚したバラバラ殺人事件。 前年から始まった裁判員裁判で初めて死刑判決が言い渡されたと同時に、裁判員裁判で初めての死刑確定となった。また、控訴も取り下げたため、裁判員裁判だけの審理で死刑が確定した最初の事例にもなりました。

犯行グループは高倉順一さん、水本大輔さんと揉め事を起こしたことから、千葉県船橋市内のホテルに呼び出して監禁。数ある凶悪事件の中でもこの事件が凄惨な猟奇殺人事件として語り継がれている理由は、被害者の高倉順一さんが電動チェーンソーにより生きたまま首を切断した点にあります。犯行グループが高倉順一さん、水本大輔さんを残虐な手口で殺害した理由は、人を簡単に殺せる度胸を見せつけて覚せい剤密輸組織の中で利権を手に入れるためだったそうです。

大阪・愛知・岐阜で起こった、わずか11日間の間に4人が殺害されるという驚愕の事件で、あまりにも凄惨な犯行や、少年犯罪だったことも周囲を恐怖させました。

加害者グループは1994年9月28日に大阪市中央区の繁華街で、26歳の男性2人に暴行を加えます。逃げ損ねた1人を拉致して暴力団事務所に監禁。ベルトで殴る、ライターオイルを背中に垂らして着火する、火傷した背中をボールペンで突き刺すなどの拷問を繰り返し、最後は被害者の首にベルトを巻き付け絞殺します。さらに愛知県で、加害者グループに地元の仲間を加えた男女10人で、友人宅で飲酒とシンナーにふけっていたところ、女性関係でもめていた男性を集団リンチで殺害。最後は愛知県稲沢市にあるボーリング場で、男性3人に因縁をつけてボーリング場の外に連れ出し拉致、アルミパイプと角材で殴って暴行して、動かなくなったのを確認した後にその場を去っています。

尼崎事件とは、2012年10月に兵庫県尼崎市で発覚した連続殺人・死体遺棄事件。1987年ごろに発生した女性失踪事件を発端に、主に暴行や監禁などの虐待により死亡したとされる複数名の被害者が確認されている。報道では尼崎連続変死事件などとも呼ばれることが多い。

犯罪史上稀にみるこの事件は、首謀者とされる角田美代子元被告によって、１５年という長い年月の間に、複数の家族が　バラバラにされた挙げ句、暴力や虐待といった拷問が繰り返され、分かっているだけでも８人が死亡、３人が行方不明となっている。さらに、この１１人以外にも関係者の中には不審死や自殺などが相次いでいるが、時間が経ち過ぎて検証できず、事件化が難しくなっているケースも少なくない。しかも、「全てを知っていた」はずの角田元被告は逮捕後に留置場で自殺しています。

栃木リンチ殺人事件とは、1999年12月4日に栃木県で発覚した複数少年らによる拉致・監禁・暴行・恐喝・殺人・死体遺棄事件です。 無抵抗な被害者を加害者少年らが連れまわして暴行を加え多額の金銭を奪い、被害者家族が警察に相談していることを知ると被害者を殺害に及んだという凶悪・凄惨な少年犯罪でした。

犯行少年グループの主犯格である萩原克彦は当時19歳であり、父親は栃木県警警部補でしたが、幼少期から非常に粗暴な性格だったことがわかっています。萩原克彦は当時社員で19歳の梅沢昭博や、無職で19歳だった村上博紀元から恐喝するなどしていましたが、梅沢昭博は同じ会社の大人しい性格だった被害者男性を身代わりに立てることを思いつき実行します。被害者男性がサラ金から借金ができなくなると、萩原克彦受刑囚は今度は知人や友人から借金をするように強要して2ヶ月間に渡り被害者男性を連れ回しながら拷問を加えていました。

被害者男性をホテルに監禁、「熱湯コマーシャル」と称して最高温度のシャワーを浴びせたり、「火炎放射器」と称して殺虫スプレーにライターの火をあてがって火を浴びせるなどの拷問を繰り返します。すると、被害者男性の顔は火傷により焼けただれ、顔は水ぶくれなどで原型が分からないほどに腫れあがりました。萩原克彦は犯行がバレることを恐れ、被害者男性を絞殺してしまいます。