殺害された男性は地元では特に有名な資産家として知られており、個人でアパートや土地など約80件にも上る物件を所有し、不動産関連の収入で生活していた。普段は毎晩のように夜の街にくり出し、一晩で100万を使うこともあったという。犯人は被害者夫婦の頭を鈍器のようなもので執拗に殴ったうえ刃物で胸や腹を刺して殺害した。この際被害者夫婦は何らかの理由で犯人に抵抗できない状態にあったとみられ、2人の遺体には防御創がほとんどなかったそうです。

日付：2011年12月16日
場所：長崎県西海市

長崎ストーカー殺人事件とは、2011年12月16日に長崎で発生したストーカー殺人事件で、元交際相手本人ではなく、そのの母と祖母が殺害された凄惨な事件でした。

2011年12月16日長崎県西海市の山下誠さん方で、敷地内のワゴン車の荷台から妻の美都子さんと母の久江さんが刺殺されているのが見つかった。殺害したのは、誠さんの三女の元交際相手、筒井郷太容疑者（当時27歳）の犯行でした。事件直前にも被害者側は警察に相談していましたが、刑事課の慰安旅行のため被害届を一週間後にするように促されたことが判明、警察のずさんな対応が問題になりました。また、「ストーカー規制法改正」のきっかけとなった事件にもなりました。

発生日： 2004年9月9日

愛知豊明母子4人殺人放火事件とは、2004年9月9日に愛知県豊明市で発生した殺人放火事件。被疑者は逮捕されておらず、未解決事件となっています。

室内には灯油をまかれた形跡があり、母親と長女には執拗に刃物で刺された痕があった。長男と次男に刺し傷はなかったが、鈍器のようなもので頭部を殴られた痕跡があり、残酷な現場だったそうです。愛知県警は殺人放火事件として特別捜査本部を設置しましたが、未だ事件は未解決のままです。

犯行期間： 1987年ごろ–2012年10月

尼崎事件とは、2012年10月に兵庫県尼崎市で発覚した連続殺人・死体遺棄事件。1987年ごろに発生した女性失踪事件を発端に、主に暴行や監禁などの虐待により死亡したとされる複数名の被害者が確認されている。報道では尼崎連続変死事件などとも呼ばれることが多い。

無関係の一家が主犯の女により乗っ取られて、兵庫県尼崎市のいたって普通のマンションの一室に監禁され、虐待を受けていた事件です。事件は主犯の角田美代子ひとりによって引き起こされたもので、彼女に血縁者はほとんどいなかったが、気に入った人物を養子や嫁にすることで疑似的な「一家」を作り上げ、彼女に忠実なものは重用される一方、反抗的な態度を取った者は彼女の命令で暴行・虐待を受けました。

この事件は約25年間という長期間に渡って続いていたのが特徴的であり、その為事件関係者は非常に多く、17名逮捕、11名起訴、10名有罪、8名死亡（立件したのは6名）、3名行方不明となっています。

日付： 1938年5月21日
場所：岡山県苫田郡西加茂村大字行重の貝尾・坂元両集落

1938年（昭和13年）5月21日未明に岡山県苫田郡西加茂村大字行重（現・津山市加茂町行重）の貝尾・坂元両集落で都井睦雄によって引き起こされた事件で、刃物以外にも銃を使用して村民30名を約2時間で惨殺し、最後は都井の自殺で終わった凄惨な大量殺人事件です。

都井は徴兵検査で結核を理由に丙種合格（事実上の不合格）になってから、それまで関係のあった近辺の女性たちにも塩対応をされるようになり、次第に都井は村人への殺意を抱くようになりました。都井は、近隣の住人を約1時間半のうちに次々と改造猟銃と日本刀で殺害していった。被害者たちの証言によると、この一連の犯行は極めて計画的かつ冷静に行われたとされている。最終的に死者30名（即死28名、重傷のち死亡2名）、重軽傷者3名の被害者が出た。死者のうち5名が16歳未満（最年少は5歳）である。計11軒の家が犯行に遭い、そのうち3軒が一家全員が殺害され、4軒の家は生存者が1名だけでした。日本が明治維新後に西洋式の近代法制を整備して以降、戦争行為を除く犯罪としては、2019年までの長くに渡って最大の犠牲者数で、横溝正史の小説『八つ墓村』、および西村望の小説『丑三つの村』のモチーフになった有名な事件です。

場所：埼玉県熊谷市
発生日： 2015年9月14日

熊谷6人連続殺人事件とは、2015年9月14日・9月16日の計2日にかけて、埼玉県熊谷市で所轄の埼玉県警察熊谷警察署から脱走したペルー人のナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタンが、小学生女児2人を含む住民の男女6名を相次いで殺害した連続殺人事件です。

第一に事件で50代夫婦2人を殺害、第二の事件で80代女性を殺害、第三の事件で40代母親と小学生の娘2人を殺害しています。第2の事件の聞き込み調査で訪れた警察官が、照明が点いているにも関わらず反応が無いことを不審に思い、周囲から覗き込んだところこの家の2階から両手に包丁を持ったナカダが顔を出しました。警察は興奮していたナカダを説得しましたが、包丁で自らの両腕を切りつけた上で窓から身を投げ、地面に頭から叩きつけられました。ナカダは頭蓋骨骨折による意識不明の重傷を負ったところを警察に確保され、深谷市内の病院に搬送されました。さらに衝撃だったのが、容疑者は長女の美咲ちゃん（当時10歳）に性的暴行を加えていた点です。

日付： 2017年12月7日
場所： 富岡八幡宮、 江東区

2017年12月7日、富岡八幡宮第21代宮司（以下、A）が、神社近郊の路上で前々任の第20代宮司であった実弟の富岡茂永に日本刀で斬りつけられ、殺害されました。Aが搭乗していた車の運転手も、共謀していたと思われる富岡茂永の妻、富岡真里子などに追跡され、傷害を負ったが命に別状はありませんでした。その後、富岡茂永は富岡真里子を神社敷地内で殺害した後、自殺しています。

富岡茂永は逃げる富岡長子を追いかけ、後ろから首を斬り付け、その後日本刀を胸に突き刺して殺害しました。富岡茂永は積年の恨みを晴らす如く、中々折れることはないと言われている日本刀が折れるほどの力で富岡長子の胸を突き刺したといいます。

一度は宮司を継いだものの、素行の悪さが原因で解任。しかし宮司の座に返り咲きたいと願っていた富岡茂永は、21代目宮司の座に付いていた富岡長子の追放要求や誹謗中傷するような手紙を神社本庁や関係者に送り付けるなどの行為を繰り返していました。犯人の富岡茂永は積年の恨みを晴らすために富岡長子を殺害することを決め、計画的に犯行に及んだようです。

日付： 1948年 - 1952年1月13日
場所： 千葉県安房郡小湊町（現在の鴨川市）

おせんころがし殺人事件は、1951年10月11日に千葉県安房郡小湊町にある断崖、通称「おせんころがし」で起こった殺人事件です。 母親が1人の男に強姦され、母子3人が殺害された。また、この事件の同一犯人の起こした合計7人の連続殺人事件の通称でもあります。

犯人は、上総興津駅で行商を出たまま行方不明になった夫を探すためにたまたま同駅に降り立った4人の母子を誘い出しました。そして日付が変わった翌日の深夜に、長男(6歳)および長女(11歳)を『おせんころがし』の断崖から投げ落としました。挙句に母親(29)を強姦し、母親が背負っていた次女ごとその母親を投げ落としました。長男は石で殴打され投げ落とされ、長女は殴打の末に投げ落とされたという話もあります。母親は、絞殺された後で投げ落とされたともいわれています。落とされてしまった被害者たちは、崖の途中に落ちていたところを犯人に発見されてしまいます。そして、被害者たちを石で殴打し口封じのために殺害しています。

場所：広島県
発生日：2001年6月

広島一家失踪事件とは、2001年6月4日、広島県世羅郡世羅町で一家4人が消えてしまった事件です。失踪してしまったのは、山上政弘さん（58歳）、妻の順子さん（51歳）、娘の千枝さん（26歳）、政弘さんの母の三枝さんの4人。この4人は、失踪するような特別な問題を抱えていたようには見えなかったため、神隠しにあったのでは？とも騒がれましたが、その後、1年以上経った2002年9月7日、ダムの中から車に乗った状態で4人は遺体で発見されました。

山上一家の失踪事件は、警察の捜査では無理心中と結論付けられているようですが、未だに真相は闇の中です。そんな中、「妻の浮気が原因」「日教組との関連説」「何者かに拉致された説」など様々な噂が流れています。

場所： 山口県光市
発生日： 1999年

光市母子殺害事件とは、1999年4月14日に山口県光市室積沖田の「新日鐵沖田アパート」で発生した殺人・強姦致死・窃盗事件です。 事件当時18歳30日の少年大月孝行が本村弥生さんと長女夕夏ちゃんを殺害し、本村弥生さんの死体を屍姦した少年犯罪です。被告人として刑事裁判を受けた大月孝行は、一・二審で死刑求刑に対し無期懲役判決を受けたが、最高裁で破棄差し戻しされ、差し戻し後の控訴審で言い渡された死刑判決が2012年に確定。死刑確定後、死刑囚（死刑確定者）となった大月は第2次再審請求を行っています。

裁判中はその残虐な事件内容と、「福田（現：大月）を死刑にすべきでない」と主張する弁護団の弁護内容がマスコミで大きく取り上げられ、日本国内で論議を呼びました。また被害者遺族の本村洋さんが「犯罪被害者の権利確立」を訴えたことにより、この問題が大きく取り上げられるきっかけの一つとなりました。

場所： 西神吉町
日付： 2004年8月2日

加古川7人殺害事件とは、2004年8月2日に兵庫県加古川市西神吉町大国で発生した大量殺人事件。無職の藤城康孝が両隣に住む親類ら2家族の男女8人を刃物で刺して7人を殺害、1人に重傷を負わせた事件です。

長年の近隣からのいじめに耐えてきた藤城康孝は、怒りを爆発させ、親類ら7人を殺害しました。藤城は、自宅に火をつけて逃走。その後、自殺を図ろうとしたところを保護されました。裁判では、妄想障害や心神耗弱を主張するも、死刑が確定。のどかな田園風景が広がる住宅地で起きた、衝撃的な復讐殺人事件でした。