生年月日： 1948年
出身地：秋田県南秋田郡北浦町
死亡日： 2011年3月11日

秋田工業高校時代に兄弟で活躍し、全国高等学校ラグビーフットボール大会で高校日本一となった佐野正文は、卒業後、直文と共に新日鉄釜石に入社。新日鉄釜石ラグビー部では副キャプテンを務め、1978年から1980年まで日本選手権でフォワードとして貢献して「北の鉄人」と呼ばれた釜石ラグビーの全国制覇7連覇の基礎を築いた後、引退。その後も釜石ラグビー協会会長などを務め、ラグビーの普及に執力していましたが、2011年3月11日の東日本大震災による津波で亡くなりました。享年63歳でした。

生年月日：1980年
出身地：ニュージーランド サウスランド地方ワイカイア
死没日：2011年2月22日

アマンダ・フーパーは、ニュージーランドのホッケー選手で、2001年から2003年までホッケー女子ニュージーランド代表に選出され、コモンウェルスゲームズや女子ホッケーワールドカップに出場しました。2011年のクライストチャーチ地震に巻き込まれ、3月11日に死亡が発表されました。

生年月日：1917年〈大正6年〉11月3日
死没日：1923年〈大正12年〉9月1日

師正王は、日本の皇族で、東久邇宮稔彦王の第2王男子です。母は、明治天皇第9皇女子・聰子内親王です。1923年（大正12年）9月1日、関東大震災で被災し薨去。避暑滞在中の神奈川県高座郡藤沢町大字鵠沼の吉村鉄之助別荘に滞在しており、わずか5年という短い生涯を閉じました。鵠沼海岸には、師正王の関東大震災遭難記念碑があります。

生年月日： 1903年3月30日
出生地： 京都府
死亡日： 1923年9月1日

武彦王妃佐紀子女王は、日本の皇族で、賀陽宮邦憲王と同妃好子の第2王女子で、山階宮武彦王の妃です。1923年（大正12年）9月1日、佐紀子女王は第1子を懐妊し、母・好子妃とともに神奈川県鎌倉市の由比ヶ浜別邸で静養していたところ、関東大震災で別邸が崩壊し、同日薨去しました。死因は圧死でした。

生年月日： 1934年8月25日
出生地： ブラジル サンタカタリーナ フォルキリーニャ
死亡日： 2010年1月12日

ジウダ・アルンス・ニューマンは、 ブラジルのサンタカタリーナ州Forquilhinha出身の小児科医、人道支援活動家です。カトリックにおける貧しい子供へのパストラルケアの創始者であり、30年以上の間大人も含む貧しい人への人道支援を継続して行い、ノーベル平和賞の候補に挙げられたこともあります。2010年1月12日に発生したハイチ地震により亡くなったと言われていますが、当時の周囲の状況などは未だにわかっていません。享年75歳でした。

生年月日： 1942年
出身地：大槌町
死亡日： 2011年3月

2007年4月の大槌町長選挙で現職の山崎三雄を破って初当選し、5月8日に町長に就任した。2011年4月に行われる予定であった次期町長選を目前にして、出馬の意向を固め2期目再選を目指していた矢先に東日本大震災が発生。町職員らと役場前で対策会議を行っていた最中に襲来した津波に流され、多くの職員と共に行方不明となります。その8日後の3月19日に遺体で見つかり、死亡が確認されました。享年69歳でした。

生年月日： 1943年9月28日
出生地： 宮城県 石巻市
死亡日： 2011年3月11日

土井喜美夫さんは、宮城県石巻市長として行財政改革などで成果を遂げた政治家です。任期満了に伴う2009年の市長選では再選を目指して出馬したものの、元石巻専修大学教授の亀山紘に敗れます。今後については市長退任時に「まだ先のことは分からない。みんなとゆっくり考えてみたい」と述べて、次回市長選出馬に含みを持たせていましたが、2011年3月11日に発生した東日本大震災の津波に巻き込まれて夫婦で行方不明となり、17日に石巻市総合体育館に安置されていた遺体から身元が確認されました。享年67歳でした。

出生地： ガーナ アーダ
生年月日： 1992年1月10日
死亡日： 2023年2月

クリスティアン・アツ・タワサンは、ガーナ・グレーター・アクラ州出身のサッカー選手で、チェルシー、エヴァートン、ニューカッスルなど複数のクラブで活躍、さらにガーナ代表として2014年に開催されたブラジルワールドカップにも出場しています。2022年にはトルコ1部リーグのハタイスポルに移籍しますが、翌年発生したトルコ・シリア地震により自宅の入るビルも倒壊し、瓦礫の下敷きとなって死亡してしまいます。享年31歳でした。

斎藤泉さんは、仙台育英高校野球部に在籍時、後にプロ野球、東京ヤクルトスワローズなどで活躍した1学年下の由規投手とバッテリーを組み、甲子園に出場したことで知られています。石巻市内で運送業を営む父・匡さんの下で働いていた矢先、東日本大震災が発生。匡さんは息子に外の様子を見に行くよう指示を出しますが、押し寄せた大津波にのみ込まれ、帰らぬ人となりました。