うなぎは高タンパク、高ビタミンA・ビタミンB1・ビタミンB2、ビタミンD、ビタミンEやDHA・EPA、 ミネラル（鉄、亜鉛、カルシウム、銅）が豊富で消化も良く、日本では縄文時代の遺跡からも食用としたうなぎの骨が出土しています。そんなうなぎは子供たちからはあまり人気がないようで、「生臭くて美味しくない」「皮のグニュグニュがまずい」などの理由で不人気なようです。

宝石のように赤く輝き、プチっとした皮の中からあふれるとろみとほどよい塩気が美味しい「いくら」。北海道が主な産地として有名で、お寿司や海鮮丼のネタで人気の食材です。しかし「プチプチした食感が嫌い」「生臭くてまずい」などの理由で子供たちからは不人気なようです。

にんじんの大きな特徴であるオレンジ色の正体は、β−カロテンという色素。 にんじんには、この β−カロテンが豊富に含まれていることが分かっています。 食べると体内でビタミンAに変化するβ―カロテンは、免疫力を高めたり、目の 疲れを取ったりする作用があります。しかし「調理で温かくなった甘いにんじんが苦手」「変な味がする」などの理由で子供たちから不人気なようです。

食物繊維が豊富に含まれていて、便秘の解消や肥満予防、血糖値やコレステロール値の急激な上昇を抑える、動脈硬化の予防など生活習慣病予防の効果が期待できるしめじですが、しかし「そもそもきのこ類が苦手」「苦い」「不味い」などの理由で子供たちから不人気なようです。

しいたけには、ビタミンDが多く含まれ、骨を丈夫にするカルシウムも含まれています。 また、椎茸の成分に含まれているエリタデニンの活性により、コレステロール値を下げる働きがあり、食物繊維により、腸内をきれいにして、便秘を解消したり、有害物質を排出する働きもあります。しかし「噛むとぐにゅぐにゅいう」「臭い」などの理由で子供たちから不人気なようです。

アスパラガスは、カロテンやビタミンＣ、Ｅ、Ｂ群が多い緑黄色野菜です。 疲労回復やスタミナ増強に効果のあるアミノ酸の一種、アスパラギン酸も多く含まれています。 穂先に含まれるルチンは、毛細血管を丈夫にする働きがあり、間接的に血圧を下げる効果があるとされています。しかし「青臭いニオイ」「食感」「缶詰や冷凍が苦手」などの理由で子供たちからは不人気なようです。

そら豆は、さやが空に向かって上に伸びる姿からその名が付きました。 また、さやの形が蚕に似ていることから蚕豆とも呼ばれます。 しかし「とにかく臭くてまずい」「ボソボソした食感が無理」などの理由で不人気なようです。

トマトは低カロリーでさまざまな栄養成分が豊富な健康野菜。 美肌効果や風邪予防に役立つビタミンC、老化を抑制するビタミンE、塩分の排出を助けるカリウム、腸内環境を整える食物繊維などをバランス良く含んでいます。しかし、「噛んだときの食感が気持ち悪い」「酸っぱいから」などの理由で子供たちからは不人気なようです。

ピーマンには精神を安定させたり、血液をサラサラにして血行を促進したりする効能があります。また、抗酸化作用があるポリフェノールのクエルシトリンは渋みを持つ成分です。そんなピーマンは子供たちの嫌いな食べ物の代表格で、「苦い」「臭い」などが主な理由となっています。

サヤエンドウよりも生長した、熟す前のエンドウを、むき実にして食べる「実えんどう」の仲間の１つです。豆ごはんやスープにすると、流れ出した栄養分も逃すことなく吸収できる食材ですが、子供たちからは「青臭いし苦くてまずい」「噛んだときの食感が気持ち悪い」などの理由で不人気なようです。

セロリは葉の部分に、ビタミンB1やB2が多く含まれ、その他にもβカロテン（ビタミンA）、ビタミンC、食物繊維などの栄養も多くあり、子供たちにも勧められている食材です。しかし、セロリ独特のニオイが子供たちから嫌われる理由となっています。

ビタミンの含有量も高く、レバー50gで、成人が1日に必要とするビタミンAやビタミンB2をまかなうことができるといわれており、子供たちにも推奨されてきた食材ですが、「口に入れると臭い」「感触が気持ち悪い」などの理由で不人気なようです。

なすの原産はインドと言われ、日本では奈良時代に中国から伝わり栽培されてきました。夏野菜の代表格である「なす」は、古くから暑気払いによいとされていました。しかし子供だちからは「おいしくない」「味がしない」などの理由で嫌われているようです。

わさびは、ビタミンB1の合成増強能、ビタミンCの安定化能、食欲増進作用、抗寄生虫作用、消化吸収作用など多くの活性がわかっています。しかしわさびは辛いことから、子供たちからは嫌われる食べ物となっています。

「唐辛子」とは、中南米原産のナス科トウガラシ属の植物のこと。熱帯から温帯まで幅広い地域で栽培されており、変種ができやすいので種類がとても多いのが特徴です。子供たちから嫌われている理由は、「辛い」「大っ嫌い」「おいしくない」などがあげられています。

ゴーヤは別称「にがうり」という名前の通り、独特の苦味が特徴の夏野菜。 この苦味は胃液の分泌を促して食欲を増進させる働き（健胃作用）と、抗酸化作用があります。 さらに、この苦味成分は肝機能を高め、血糖降下作用があることが明らかになっています。そんなゴーヤは子供が嫌いな野菜1位と言われ、その理由で最も多いのが「味が苦手」という意見です。また、「ニオイが苦手」「苦いから鼻をつまんでも無理」などが目につきます。