「鬼」という苗字の人は、島根県、東京都、新潟県、大阪府、京都府など全国におよそ40人いるそうです。読み方は「おに」「きさらぎ」などで、現島根県西半部である石見国邇摩郡鬼邑発祥ともいわれる伝統的な苗字で、日本に「鬼の伝説」があることを証明していると言われています。ルーツについては、知らないほうが良いことも多いので、調べてはいけないと一部で言われています。

「大赤見」という苗字は北海道や石川県、大阪府、香川県にこの名前の分布があり、全国でも30名ほどしかいないレアな苗字です。そして、この「大赤身」という苗字を検索してはいけない理由は、お笑いコンビ「ナナフシギ」の大赤身展彦が自身のYoutubeチャンネルで怪談形式で紹介したことがきっかけでした。

大赤見は中学時代、集合写真で一人だけ顔に黒い靄がかかり、撮り直しになった経験があるそうです。撮り直しとなった翌日、父親に顔の靄について話すと、父親は血相を変えて大赤見に数珠を渡し、「実は、お前に言っておかなければならないことがあるんだ。この先何があっても絶対に『大赤見』という文字を検索してはいけないよ」「苗字を調べると、みんな不幸なことが起きているんだ」と告げたのだそうです。そして、大赤見家は代々男が早死にしているという衝撃の事実も知らされることになります。

突然そう告げられた大赤見は、不安な気持ちを抑えて中学校に向かうと、集合写真の撮り直しが行われた。すると、不思議なことに熱をもたないはずの数珠がとつぜん熱くなりだしたそうです。やがて年月が過ぎ、芸人となった大赤見は、芸人としての行き詰まりを感じて絶対に検索してはいけないワード「おおあかみ」を調べることになります。すると、
不慮の事故、謎の幽霊の出現、父親から知らされた真実、骨壺の謎、家系をたどるうちに見えてきた忌まわしい過去との対峙など、怒涛の恐怖の展開が待ち受けていたそうです。しかし、恐怖だけではなく、そこには「死者の念」を受け止めることの大切さや、霊界からのサインと対処法など、さまざまな教訓を得ることができたそうです。