生年月日：1938年4月5日
出身地：山形県
死没日：1960年4月10日

初出走は3月1日の第1回東京競馬2日目第12競走で、ミヤコリュウという馬に騎乗して7頭立ての7着。その後、第2回中山競馬初日の見習騎手限定戦で初勝利を挙げ、秋には次第に腕を上げ、12月12日には、第1・3・4競走を人気薄の馬で勝利し、結局初年度は、118戦13勝の成績を残しました。1960年には騎乗回数も増え、4月2日までに早くも前年を上回る14勝を挙げ、関東騎手リーディングで上位につけていたところ、4月9日の第2回中山競馬3日目第2競走のアラブ系競走においてハッピーレコードに騎乗。発馬前にバリヤー式発馬機に触れて落馬し、頭部を打撲。軽い脳震盪を起こしたものの、医師の診察で問題なしとされたことと、放馬した馬も取り押さえられたことから、ふたたび騎乗して競走に出走。しかし、残り400メートル地点に差し掛かったところで前の馬に触れて落馬転倒。直ちに病院に搬送されて治療を受けましたが、翌10日に死去ました。

生年月日： 1945年5月5日
出生地： アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ニューヨーク ブルックリン区
死亡日： 1988年10月13日

日本中央競馬会の発足以後、外国人騎手として初めて短期間の騎乗許可を得て騎乗した騎手で、米国では25年間で通算2313勝を挙げ、デビュー初年には1日6勝を記録、翌年には192勝を挙げ、ニューヨーク地区の人気騎手として活躍しました。1988年10月13日、ベルモント競馬場の第5競走で騎乗馬が故障して落馬した際、後続の馬に頭を蹴られて即死。この年を最後に騎手引退を考えていた矢先の事故に衝撃が広がりました。

生年月日： 1934年1月15日
出身地：北海道苫前郡羽幌町
死亡日： 1955年12月24日
重賞勝利：1
通算勝利：333戦64勝
（平地48勝、障害16勝）

騎手デビュー戦は昭和29年第2回京都競馬2日目（1954年3月21日）の第7競走にてツルマツに騎乗し、7着。初年度は64戦7勝に終わったが、デビュー2年目の1955年に頭角を現し、トサモアーでの阪神3歳ステークス勝利を含む、平地42勝、障害15勝の合計57勝を挙げ、若手の成長株となります。しかし、12月24日の阪神競馬場（第4回阪神競馬第7日第6競走）でのアラブ障碍特別（2,600m、ハンデキャップ戦）でフライヤーに騎乗してのレース中、襷コースに入って最初の障害（生籬障害）を飛越の際、着地時に蹉跌転倒して落馬、直ちに救護室に運ばれたが、頭蓋骨骨折による脳内出血により、21歳の若さで息を引き取りました。

生年月日： 1972年2月21日
出身地：神奈川県
死亡日： 1992年9月24日
通算勝利数：中央44勝 地方0勝

玉ノ井騎手は、1992年9月19日第4回中山3日目第11競走浦安特別でドウカンパートに騎乗、向こう正面で同馬が故障発生し転倒、落馬します。その際頭部を強打し病院に運ばれましたが5日後の24日に脳挫傷のため死去しています。1992年は騎手生活3年目で、事故までに27勝と急激に成績を伸ばしつつあった矢先の悲劇でした。

生年月日：1922年3月18日
出身地：北海道
死没日：1953年12月13日

第14回から第17回東京優駿まで4年連続して東京優駿に騎乗するなど、稲葉厩舎の主戦騎手として活躍した谷岡敏行騎手は、1953年12月13日、第6回中山競馬4日目第10競走で行われた第5回朝日杯3歳ステークスにおいて8番人気のテルフジに騎乗、第3コーナーで落馬転倒し直ぐに医務室に運ばれますが、頭蓋骨骨折により死亡しています。このレース、当初は他の騎手が騎乗予定となっていましたが都合が付かず、急遽谷岡敏行が騎乗して事故に遭遇したことが知れ渡ると、ファンの間に衝撃が広がりました。

生年月日：1965年6月1日
出身地：群馬県
死没日：2000年11月23日
デビュー：1983年

浦和競馬場のリーディング騎手争いで常に中番手の位置を確保し、将来を嘱望されていた松井達也騎手は、2000年11月23日に行われた第3競走にヒヤマレディに騎乗中、前の馬に接触し、それに巻き添えとなった3頭の競走馬が落馬する事故に巻き込まれます。松井騎手は転倒した上に後続馬にも撥ねられますが、落馬した直後は意識がはっきりしており胸が苦しいと訴えながら直ちに病院に運ばれました。しかし容体が急変、出血性ショックによりまもなく死亡してしまいます。当時、松井騎手は婚約済みで12月には結婚式を控えていた矢先の悲劇に、衝撃が広がりました。

生年月日： 1993年11月2日
死亡日： 2022年8月9日
出身地： 千葉県松戸市
重賞勝利：2勝
G1級勝利：0勝
通算勝利：162勝

2021年-2022年度シーズン年間42勝を挙げ、2022年1月にG2ウェストバリークラシックでドラゴンクイーンに騎乗して重賞初制覇、同年のニュージーランドオークスにも初騎乗を果たすなど、将来を嘱望されていた柳田騎手は、2022年8月3日、ケンブリッジジョッキークラブでの第9レースにおいて、ゴール前約250メートル地点で騎乗馬が転倒し落馬。その際に肋骨や背骨を骨折し頸椎を損傷したうえに、ヘルメットが外れて後続馬に頭部を蹴られ内出血し、意識不明のまま病院に搬送されます。8月9日、医師からこれ以上の回復の見込みがない事が宣告され、家族の同意を得て生命維持装置が外されて、死去、享年28歳でした。

生年月日： 1910年5月31日
出生地： カナダ カードストン
死亡日： 1946年1月4日
デビュー：1974年
通算3784戦　
勝利数：721勝