首都： テグシガルパ
面積： 112,500 km²
通貨： レンピラ
人口： 1028万
公用語： スペイン語

ホンジュラスは日本の3分の1ほどの国土を持ち、人口は910万人。 国民の約6割が貧困状態にある、中南米の最貧国の一つです。 人口の7割が農業で生計を立てており、主にバナナやコーヒーを栽培しています。 しかし近年、この国は気候変動にほんろうされ、食料不足が慢性化しています。

ホンジュラスは人口あたりの殺人事件発生率が世界で最も高い国の一つであることから、海外旅行先としておすすめできません。全土の3/2、特に首都テグシガルパは非常に治安が悪く、ギャングや麻薬の運び屋などが集まり犯罪率が非常に高いと言われています。

首都： カラカス
面積：916,445km2
人口：2843万6000人

ベネズエラは、南アメリカ大陸北部に位置する連邦共和制国家。 東にガイアナ、西はコロンビア、南はブラジルと接し、北はカリブ海、大西洋に面しています。

殺人や強盗のほか身代金目的の誘拐などが多いベネズエラは、殺人による被害者数も多いため、決して安全だとは言い切れないため、海外旅行先としておすすめできません。観光客も標的になる可能性もあり、軽犯罪・重犯罪に限らず細心の注意が必要と言われています。

首都： イスラマバード
人口： 2.314億 (2021年) 世界銀行
公用語： ウルドゥー語、 英語

パキスタンは、南・中央アジアと中東の交差点に位置するイスラム国家で、インド、中国、アフガニスタン、イランと国境を接しています。 国内を流れるインダス川の流域は、かつてインダス文明（紀元前2500年頃～同1500年頃）が栄えた地域であり、モヘンジョダロやハラッパーなどの都市遺跡が往時の繁栄を物語っています。

パキスタンは、全土でテロや政治的混乱に伴う暴力行為などが懸念されるため、世界的に見てもかなり高いレベルの危険情報が設定されていることから海外旅行先としておすすめできません。カラチなどでは性犯罪も起こっており、一人でタクシーに乗らない、人通りの少ない道の通行は避ける等十分注意して行動することが求められています。

首都： サン・サルバドル
面積： 21,040 km²
通貨： ビットコイン、 アメリカ合衆国ドル
公用語： スペイン語

エルサルバドルは中米に位置する国で、太平洋に面し、中米7ヵ国で唯一カリブ海岸を持ちません。 面積は中米7ヵ国の中で最小で、グアテマラ、ホンジュラスと国境を接します。 国名は、スペイン語で「救世主」を意味します。

エルサルバドルでは、外国人旅行者が頻繁に犯罪被害に遭遇する場所があり、海外旅行先としておすすめできません。特にマラスの活動地域は全国に及んでおり、各地で殺人、強盗、恐喝、暴行、性犯罪、窃盗、違法薬物売買等が発生しています。 その背景には経済的な貧しさとともに、ギャング集団の活動による治安の悪さがあるといわれています。

首都： アブジャ
面積： 923,800 km²
人口： 2.134億
通貨： ナイラ
公用語： 英語

ナイジェリアは、アフリカ大陸西岸部に位置するアフリカ最大の産油国。 原油の他にも天然ガス、スズ、鉄、鉱石、石灰岩、鉛、亜鉛など豊富な天然資源に恵まれています。 人口も約1億8,300万人とアフリカ最大(世界7位)であることから、しばしば「アフリカの巨人」と称されています。

ナイジェリアの治安は首都アブジャを含め、テロ事件や外国人の誘拐事件等が発生する可能性が 依然として高く、外務省は「不要不急の渡航は止めてください」と情報発信していることから、海外旅行先としておすすめできません。また、南南部（デルタ州、リバース州、バイエルサ州及びアクワ・イボム州沿岸部）並びに南東部（イモ州及びアナンブラ州）では、イスラム過激派組織の活動が見られるほか、武装集団による村落の襲撃・誘拐事件等が頻発しています。

首都： ナイロビ
面積： 582,600 km²
通貨： ケニア・シリング
人口： 5301万
公用語： スワヒリ語、 英語

アフリカ大陸の東に位置し、南東部はインド洋に面しています。 国土は日本の1.5倍ほどの広さで、大部分は標高1,100～1,800mの高地です。 東アフリカ最大のモンバサ港を擁し、東アフリカ諸国の玄関口として、地域経済の中心的役割を担っています。

ケニアへの海外旅行に際しては、ナイロビ市内をはじめとするケニア全土でテロ、誘拐、一般犯罪等の危険があるため、おすすめできないと言われています。首都ナイロビでも、暴力事件が増加しているため、スラム街に近づかず、タクシー移動することが身を守る秘訣と言われています。

首都： バマコ
面積： 1,240,000 km²
人口：20,251,000人
公用語： 仏語

マリはアフリカ大陸西部に位置し、アルジェリア、モーリタニア、セネガル、ギニア、コートジボワール、ブルキナファソ、ニジェールに囲まれた内陸国です。 マリの最大の輸出品は金で、輸出額全体の約3分の2を占めます。 内陸国ですが、全体的に平坦な地形で、サバナ気候に当たる南部は人口も多く、稲作などの農業が見られます。

2020年8月及び2021年5月、マリ国軍一部兵員による2度の武力政変が発生するなど、政治社会情勢が不安定なため、海外旅行先としておすすめできません。カイ州南部、クリコロ州南部及びシカソ州北西部において、イスラム過激派組織によるテロ、襲撃事案が多発していることから外務省は避難勧告を示す危険度をレベル4に引き上げています。

首都： ダッカ
人口： 1.694億
通貨： タカ
公用語： ベンガル語

バングラデシュはインドの東側にあるベンガル湾に面し、豊かな緑と多くの川や水路が特徴の南アジアの国です。南海岸にあるスンダルバンスにはインド東部と共有する巨大なマングローブ林があり、ロイヤル ベンガルトラが生息しています。

バングラデシュは、スリやひったくりなどの軽犯罪をはじめ、凶悪事件や窃盗・強盗事件、麻薬の密売など重犯罪も加速している国のため、治安状況は非常に危険なため、海外旅行先としておすすめできません。また、バングラディシュは地震、サイクロン、洪水などの自然災害のリスクも懸念されています。

首都： ンジャメナ
面積： 1,284,000 km²
人口： 1718万
通貨： CFAフラン

チャドはアフリカ大陸の中央部に位置し、リビア、スーダン、中央アフリカ、カメルーン、ナイジェリア、ニジェールに囲まれる内陸国です。首都ンジャメナはチャド湖近くに位置し、2つの川の合流点にフランスによって建設されました。

チャドは周辺国の治安が安定しておらず、周辺国からチャド国内に武装集団や難民が流入しています。 チャド全土で多数の地雷や不発弾が放置されており、特に北部地域（リビア及びニジェールとの国境地域）及び東部地域（スーダンとの国境地域）には多数の地雷が残存しており、海外旅行先としておすすめできません。

首都： グアテマラ
通貨： ケツァル
人口： 1711万
公用語： スペイン語

グアテマラは、カリブ海と太平洋の両方の海に面する中央アメリカの国です。メキシコ、ホンジュラス、ベリーズ、エルサルバドルと国境を接しています。ティカルは複合遺産で、豊かな生態系も世界遺産登録基準に合致しています。この森に住む『火の鳥』のモデルともいわれるケツァールはこの国の象徴にもなっています。

グアテマラは、首都グアテマラ市をはじめとして、国内全土で殺人、強盗、窃盗等の犯罪が発生しているため、海外旅行先としてすすめられていません。殺人事件の件数は南米第5位です。また、蚊（主にネッタイシマカ）に刺されることで罹る全身性の感染症である黄熱にかかる恐れがあります。

公用語：タイ語
首都：バンコク
面積：513,120km2
人口：69,800,000人

インドシナ半島中央部に位置し、ミャンマー、マレーシア、カンボジア、ラオスと国境を接しています。 首都はバンコクで、国王を元首とする立憲君主制の国です。 タイ族が約85％を占めますが、中華系（10％）や、山岳地帯にはモン・クメール系の少数民族が暮らしています。

タイ・バンコクは比較的治安のいいエリアですが、スリやひったくり、ぼったくりなどの軽犯罪は日々発生しているので、細心の注意が必要と言われています。女性の場合は、夜のひとり歩き、薄暗い路地、観光客が少ないローカルエリアは避けたほうが良いでしょう。また、バンコクではときおり反政府デモが実施されています。

首都： マニラ
面積： 300,000 km²
通貨： フィリピン・ペソ
人口： 1.139億
公用語： フィリピン語、 英語

フィリピン共和国は東南アジアに位置する島国で、約7,100の島々からなっています。 東南アジアでは東ティモールと並ぶキリスト教国です。 スペインとアメリカによる植民地支配、第2次世界大戦中の日本軍政支配、アメリカによる再植民地化などの過酷な歴史を経て、1946年に独立しました。

フィリピンは、スリ、詐欺、ぼったくり、美人局、置き引き、ワイロ、睡眠薬、ドラッグなど、日本では身近でない危険が多いため、海外旅行先としておすすめできません。特に南スールー海とスールー諸島では、外国人が誘拐の標的になっています。また、首都マニラのカジノでも銃撃があったり、火災が起こるなど、危険と隣り合わせです。