1日20分の早歩きがとれない方は10分の早歩きを試してみましょう。それでも時間のない方は5分の早歩きを試してみましょう。

平日時間がとれない方は休みの日に30分運動をしてみましょう。

また、日常生活の中で、最寄り駅の１つ手前で下車して1駅分歩いたり、バスを使うところを今日は時間に余裕があるから歩こう等、普段の生活の中に運動を取り入れることもおすすめです。

運動をしないことで血流の流れが悪くなります。血流の流れが悪くなることで様々な病気を引き起こします。

エコノミー症候群を含む血管の病気やむくみ、肩こり、腰痛、冷え性、眼精疲労、頭痛、肌トラブルそして認知症まで引き起こします。

そうならないように定期的に運動不足でないか確認し、しっかり予防しましょう。

「孤独と健康？」と思う人もいるかもしれません。孤独が健康に与える影響があるかどうか見ていきましょう。

社会的なつながりを持つ人は、持たない人に比べて、早期死亡リスクが50％低下するという研究結果がアメリカ・ブリガムヤング大学により発表されています。

この死亡リスクは、1日15本の喫煙に匹敵します。

孤独を感じる人は、健康な人と比べて死亡率が1.3～2.8倍、心疾患が1.3倍、アルツハイマー病が2.1倍、認知機能の衰えが1.2倍高まります。また、うつ病は2.7倍、メンタル面おいても悪影響を及ぼします。

しかし、孤独というのは人によって感じ方が様々です。大家族と住んでいても、絆を感じられなければ孤独です。

友達が多くいても、いざという時に相談したり愚痴ったり出来る友人がいなければ、孤独を感じるでしょう。高齢者にも若い世代にも単身世帯が増加しています。

確かに、90歳を過ぎても社会と関わりがある方は70歳ぐらいに見えますし、高齢でも楽器を弾いていたりボランティア活動に余念がない方には10歳や20歳ぐらい若く見えます。

睡眠不足の悪影響が現れてくるまでには、10年、20年の年月を所要します。睡眠不足は、ジワジワと悪影響が訪れる非常に怖い悪習慣です。

睡眠時間が6時間未満の人は健康な人と比べ、鬱病が5.8倍、糖尿病が3倍、癌が6倍、脳卒中が4倍、心筋梗塞が3倍、認知症が5倍、自殺率が4.3倍も、リスクが高いと言われています。

ということで睡眠不足が、健康に悪い生活習慣であることは間違いないでしょう。

最近では、睡眠中にアルツハイマー病の原因物質であるアミロイドβ蛋白が脳の中で洗い流されることが分かりました。

つまり、睡眠不足の人はアミロイドβ蛋白が洗い流せず蓄積されていくため、認知症のリスクがとても高いわけです。健康的に長生きしたければ、睡眠不足にならないようにすることをおすすめします。

睡眠時間が6時間未満だと睡眠不足、健康的に生活するためには「7時間以上の睡眠」が必要だと言うことを覚えておきましょう。

実際に1980年代にアメリカで行われた調査では100万人以上を対象に行われた、睡眠時間と寿命の関係の調査では、6.5～7.5時間の睡眠（1日）を摂取している人が最も死亡率が低く、それ以上またそれ以下の時間で睡眠を摂取している方は寿命が短くなる傾向にありました。

睡眠時間が7.5～8.5時間以上の睡眠時間をとっている人は、6.5～7.5時間睡眠の人よりも死亡率が20％もアップしました。

高血圧とは安静にしている時に正常値よりも高い状態のことを言います。

血圧を測定した時に、収縮期血圧140mmHg以上、あるいは拡張期血圧90mmHg以上の状態だと高血圧だと言えるでしょう。

家庭で血圧を測るときはそれよりも低い数値が出やすいので、収縮期血圧135mmHg以上、または拡張期血圧85mmHg以上が高血圧の目安とされています。

高血圧は、大きな自覚症状が現れないため、放っておくという方が多いようです。

血圧が高い状態が続くと、血管が傷つき、動脈硬化が進みます。動脈硬化を放置しておくと、脳卒中や脳血管障害や心筋梗塞そして高血圧症など、致命的な病気に発展する可能性もあります。

更に認知症になったりすることもあります。高血圧はけっして放置せず、医師の指導を受けてしっかり治療するようにしましょう。

高血圧の原因には色々ありますが、塩分の多い食生活は高血圧を招きます。そこに加齢による血管の老化が加わると高血圧から動脈硬化を招きます。

残念ながら加齢とともに弾力性を失い、どうしても血圧の上昇リスクが高くなってしまうのも事実です。

現代人の食生活は乱れがちなので、高血圧のリスクも高いということが言えるでしょう。

毎日の食生活を見直す必要があるかもしれませんね。

まず自分の血圧についてしっかりと把握すること、そして血圧を下げる生活習慣を心がけることが大切です。日頃から血圧に注意した生活を送ることが大切となってきます。