【死亡】落馬事故54選・日本と世界別!衝撃ランキング【最新決定版2024】
2024年に入り、落馬による死亡事故が相次いだ競馬界ですが、これまでどれくらい落馬事故が発生したのかご存知でしょうか?そこで今回は、これまで起きた落馬事故を衝撃順にランキング形式で紹介します。
26位:石山繁
生まれ: 1977年3月2日
デビュー年:1995年
通算獲得賞金:中央15億6,462万円 地方571万円
騎手成績は2015戦92勝(平地競走1870戦79勝、障害競走145戦13勝、重賞2勝)だった石山繁は、2007年2月24日、阪神競馬での障害レースでサフランブリザードに騎乗したが、1周目の第2障害で着地時につまずき落馬した際に頭を強打し脳挫傷で意識不明の重体となりました。意識不明のまま30歳の誕生日を迎え1ヶ月半後に意識を取り戻したが、言語や記憶力などに障害が残る高次脳機能障害と診断され、後遺症である視力の低下もあって復帰は叶わず2009年2月12日に引退。2008年10月、妻が落馬後の壮絶なリハビリの記録を綴った『落馬脳挫傷』を出版しています。
日本の落馬事故!死亡・衝撃ランキングTOP25-21
24位:常石勝義
生まれ: 1977年8月2日
デビュー年:1996年
通算獲得賞金:中央16億6,731万円 地方473万円
通算獲得賞金16億円を超える常石勝義は、2度の落馬を経験しています。最初は1996年8月4日、小倉競馬場でのレース中に落馬事故を起こし脳挫傷で意識不明の状態に陥るも奇跡的な回復をみせて翌1997年に復帰。しかし2004年8月28日、小倉競馬場で行われた豊国ジャンプステークスでふたたび落馬。脳挫傷、外傷性くも膜下出血、頭蓋内血腫を併発し意識不明の重体に陥ったが昏睡療法が功を奏し1か月で意識を回復。しかし度重なる脳外傷が原因で高次脳機能障害と診断されたことから復帰を断念せざるを得なくなり、2007年2月15日に引退を表明。現在は障碍者馬術選手としてパラリンピックを目指しているそうです。
日本の落馬事故!死亡・衝撃ランキングTOP20-16
20位:佐藤隆
生年月日:1957年6月9日
所属:船橋
デビュー:初出走日 1974年4月18日 1R フアストマツクス (7着/7頭)
生涯獲得賞金:356,424.7 万円
1974年4月デビュー。デビュー時から新人賞を獲得するなど、船橋競馬場、南関東四場の競馬場で、常にリーディング争いに加わる上位騎手として活躍した。全国地方競馬でも屈指のレベルと言われる船橋所属の騎手たちの中にあっても、大レースにおける際立った強さで独特の存在感を持ち続けた騎手でした。2006年4月25日、浦和競馬第5競走でトーセンフォワードに騎乗したが、第3コーナー入口付近でトーセンフォワードの故障発生により落馬、前方に投げ出された際に頭部を強打し意識不明の重体となり入院、開頭手術を受けるも意識が戻ることはなく、同年8月8日に頭部外傷、急性硬膜下血腫、脳挫傷、静脈洞損傷、肺炎の併発により49歳で死去しています。
19位:松井達也
生年月日:1965年6月1日
所属:浦和
初出走日:1983年5月6日 5R オバマドリマー (8着/10頭)
生涯獲得賞金:63,061.1 万円
1983年、浦和競馬場・鹿沼良作厩舎からデビュー。浦和競馬場のリーディング騎手争いで常に中番手の位置を確保し、将来を嘱望されていた矢先、2000年11月23日に行われた第3競走にてヒヤマレディに騎乗中、前の馬に接触し、それに巻き添えとなるかたちで落馬。松井は転倒したうえに後続馬にもはねられ落馬した直後は意識がはっきりしており胸が苦しいと訴えながら直ちに病院に運ばれたが、出血性ショックによりまもなく死亡。12月には結婚式を控えていた矢先の悲劇でした。
18位:玉ノ井健志
生まれ: 1972年2月21日
デビュー年:1990年
通算獲得賞金:中央5億2,728万円 地方0万円
1992年9月19日第4回中山3日目第11競走浦安特別(芝・外回り1600m、平地競走)でドウカンパートに騎乗、向正面で同馬が故障を発症し転倒、落馬した。その際頭部を強打し病院に運ばれたが5日後の24日に脳挫傷のため、20歳の若さで死去しています。重賞騎乗はデビュー年のタマツバキ記念(モッカンセンプウで9着)と3年目の1992年新潟記念(マイネルアーサーで7着)の二度のみでしたが、新潟記念の騎乗については、当日中継を行っていた『スーパー競馬』解説の井崎脩五郎が、騎乗馬が能力不足にもかかわらず第4コーナーまで逃げて先頭を維持し見せ場を作った玉ノ井の手腕について賞賛の声を上げていました。
日本の落馬事故!死亡・衝撃ランキングTOP15-11
15位:柏木健宏
生まれ: 1981年5月8日
所属厩舎: 東京都騎手会
所属団体: 特別区競馬組合
井上弘之厩舎から騎手デビュー。2008年3月27日大井競馬第2競走C3 4歳選抜牝馬を5番人気ショウリノマツリで優勝し、地方競馬通算200勝を達成。地方通算成績は7145戦460勝・2着544回・3着558回・勝率6.4%・連対率14.1%の成績を残しています。2019年6月4日、大井競馬第4競走で5頭落馬の多重事故に巻き込まれて落馬。後続馬に頭部を踏まれる形で負傷し病院に搬送され、一時意識不明の重体に陥りました。同月13日に意識を回復したがその間に骨折箇所(左踝、肋骨、鎖骨)の手術、右大腿部脱臼の処置が行われ、集中治療が続きました。3年近くの療養の後、奇跡的に乗り運動もこなすようになるなど回復しますが、2023年3月31日付で騎手引退を決意しています。
13位:丸目敏栄
生まれ: 1940年3月12日
デビュー年:1959年
通算獲得賞金:中央8億4,392万円
1971年5月30日に行われた日本経済賞のレース中、騎乗していたスイノオーザを第4コーナーで内に入れようとしたところ、先行していたハクエイホウの故障の巻き添えに遭い落馬。後頭部を強打して、約2か月間意識不明の重体となるも懸命の治療で一命を取り留めます。その後騎手復帰を目指してリハビリを続けましたが騎手復帰は叶わず、引退して調教助手に転身。その後1978年に調教師免許を取得し、1979年に厩舎を開業しましたが、1980年8月4日の早朝、出張先の函館競馬場の寮内で脳出血により急死しているのを発見されています。40歳でした。
日本の落馬事故!死亡・衝撃ランキングTOP10-6
10位:本多正賢
生まれ: 1983年12月29日
所属:船橋
デビュー初出走日:2001年10月10日 船橋 2R パダンパダン (12着/12頭)
生涯獲得賞金:24,779.4 万円
地方通算成績は1974戦96勝・2着96回・3着132回・勝率4.9%・連対率9.7%。という成績を残した本多正賢騎手は、2011年1月4日、川崎競馬第1競走でダージーブライアンに騎乗し、レース中に他馬と接触しバランスを崩して落馬した。その際に本多はコースに放り出され後続馬に巻き込まれて頭部を強打、意識不明の状態となった為、川崎市立川崎病院に救急搬送されます。復帰を目指して長期療養に入ったものの、2014年5月31日付で騎手免許期間の失効により引退となり、2014年11月7日、敗血症のため埼玉県ふじみ野市内の病院で死去。30歳でした。
9位:坂本敏美
出身地:北海道静内郡静内町
生年月日:1952年1月8日
所属団体:愛知県競馬組合
通算勝利:8897戦2483勝
道営競馬の千島武司、栃木の福田三郎、福山の藤井勝也などと共に、馬にまつわる事故で騎手生命を絶たれた地方競馬の悲運のトップジョッキーとして知られる坂本敏美は、1985年7月19日、名古屋競馬第8レースでハイセイヒメに騎乗。4角付近でハイセイヒメは心臓麻痺をおこして突然バランスを失います。御しきれなくなった鞍上の坂本は馬の右側へと転倒。すると、ハイセイヒメもまた、坂本が転倒した右側へと倒れこみ、坂本は馬の下敷きになりました。結果、ハイセイヒメは死亡。坂本は何とか一命こそ取り留めたものの、その後、頚椎損傷と診断されます。頚椎損傷によって坂本は首から下の肢体は不随状態となり、この日を最後に騎手生命を絶たれました。これが原因で離婚を余儀なくされ、所属していた名古屋競馬側との補償交渉も思うように進まず、後に、福井県勝山市にある身体障害者施設でリハビリ生活を送るようになったが、2008年2月10日、心筋梗塞のため56歳の若さで死去しています。
8位:柴田政人
生まれ: 1948年8月19日
所属:JRA
G1級勝利: 15勝
所属: 美浦トレーニングセンター
騎手として歴代10位となる1,767勝をあげ、昭和63年には最多勝利騎手に輝くなど優れた実績を残しており、また、旧八大競走9勝を含むGI通算12勝をあげるなど中央競馬の発展に多大な貢献が認められ競馬も殿堂入りを果たした柴田政人は、1994年4月24日、東京競馬第6競走において騎乗馬コクサイファーストが骨折・転倒し、柴田も頭から馬場に叩き付けられます。この事故で頸髄不全損傷ならびに左腕神経叢損傷という重傷を負い、休養を余儀なくされます。リハビリの後、8月11日には調教に騎乗する程度まで回復を見せましたが、レースにおいて以前通りの騎乗ができないとの理由で、同年9月6日に引退を表明しています。
【 #藤井勘一郎 騎手コラム】
— 東スポ競馬 (@tospo_keiba) 2022年4月28日
落馬事故の現状報告
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出身地:京都府京都市
生年月日:1947年12月14日
所属団体:JRA
通算勝利:5569戦550勝
通算5569戦、550勝を達成、G1では4勝をあげるなど活躍した清水英次ですが、1994年4月23日の阪神第4競走4歳未勝利でバンブージパングに騎乗中に落馬し、頸部損傷の重傷を負います。全治3ヶ月という診断でしたが、予後が思わしくなく、結局復帰することは出来ずに1996年6月13日をもって現役を引退します。引退後も日常生活へのリハビリを続け、自宅で歩行器を使っての運動、夫人との散歩を繰り返します。事故から10年経っても容易に状況は好転せず、怪我の影響によって、2005年7月5日に57歳の若さで死去しています。