6位:岡潤一郎

6位:岡潤一郎

出身地:北海道様似郡様似町
生年月日:1968年12月7日
所属団体:日本中央競馬会
通算勝利:2177戦225勝

1988年に栗東トレーニングセンターの安藤正敏厩舎所属の騎手としてデビュー。3月20日の阪神競馬第12競走のトーヨーシンゲキで初勝利(17戦目)。同年に44勝を挙げJRA賞最優秀新人賞を獲得。今後が期待された1993年1月30日の京都競馬第7競走4歳新馬戦(芝2000m)でオギジーニアスに騎乗。4コーナーで同馬が左後脚に故障を発生し、バランスを崩して馬が転倒するとともに落馬するとヘルメットがずれ、ヘルメットのない頭部を後続のシリウスギンガの脚が直撃。救急搬送されたものの、外傷性くも膜下出血、頭蓋骨骨折、脳挫傷、脳内出血により2月16日に24歳で死去。今日でも「武豊のライバルに成り得る騎手であった」と一部で評価されている。

日本の落馬事故!死亡・衝撃ランキングTOP5-1

5位:竹本貴志

5位:竹本貴志

生年月日:1983年11月4日
所属団体:JRA
通算勝利:1勝

2003年の騎手免許試験の2日前に落馬して骨折し、試験を欠席。2004年、3度目でようやく騎手免許を取得しデビューを果たす。3月7日の中京競馬第9競走で5番人気ナイキアカウントに騎乗し6戦目で初勝利を挙げました。しかし、3月28日に中山競馬第5競走の障害競走でミツアキオペラオーに騎乗した際、1周目第3号障害を飛越しようとしたときに馬が躓き転倒して落馬。頭を強く打ち、意識不明となり搬送され、脳挫傷とびまん性脳損傷と診断される。そのまま意識を回復することなく5日後の4月2日に20歳の若さでこの世をさりました。

4位:後藤浩輝

4位:後藤浩輝

生まれ: 1974年3月19日
出生地:神奈川県 横浜市
所属団体:JRA
通算勝利:1510勝

妻はタレントの湯原麻利絵。1992年に美浦・伊藤正徳厩舎より騎手デビュー。1994年の福島記念でシルクグレイッシュに騎乗し、重賞初制覇。2007年にはJRA通算1000勝を達成するなど数々の栄誉を達成してきた後藤騎手。しかし2012年の5月に落馬し頸椎捻挫、同年9月に復帰するも当日の馬場入場時にまさかの落馬。このとき第二頸椎骨折、頭蓋骨亀裂骨折と診断され入院。2013年10月に復帰すると、復帰後初の重賞挑戦となった盛岡のマイルチャンピオンシップ南部杯でエスポワールシチーに騎乗し、このレースを制して復活を遂げる。

度重なる怪我を苦にして自殺

度重なる怪我を苦にして自殺

しかし2014年4月27日の東京競馬第10競走で、ジャングルハヤテに騎乗していたが最後の直線でまたも岩田が騎乗していたリラコサージュが外側に斜行した影響で落馬、再び頸椎骨折の怪我を負い休養を余儀なくされる。一時は引退を考えたが、競馬メディアでの仕事と並行しリハビリを続け11月22日に復帰を果たします。これで完全復帰かと思われた矢先の2015年2月27日8時頃、茨城県稲敷郡阿見町所在の自宅の脱衣所で死亡しているのが発見され、このニュースが報じられると大きな衝撃が走りました。度重なる怪我を苦にした自殺と言われています。

3位:柳田泰己

3位:柳田泰己

生まれ: 1993年11月2日
所属団体:ワイカト・マタマタのウェックスフォード・ステイブルズ
通算勝利:162勝

2016年10月秋にニュージーランドへ渡り、最初は北島マタマタ競馬場の厩舎で働き、翌2017年に元騎手であるランス・アンソニー・オサリバン調教師に師事し、同年10月に見習騎手としてデビュー。通算162勝をあげていた柳田騎手は、2022年8月3日、北島ワイカト地方ハミルトン近郊にある、ケンブリッジジョッキークラブでの第9レースにおいて、ゴール前約250メートル地点で騎乗馬が転倒し落馬。その際に肋骨や背骨を骨折し頸椎を損傷したうえに、ヘルメットが外れて後続馬に頭部を蹴られ内出血し、意識不明の状態でワイカト病院に搬送され、人工的な昏睡状態で集中治療を受けるも、意識を回復することはなく、8月9日夜に28歳の若さでこの世を去りました。

2位:藤岡康太

2位:藤岡康太

生年月日:1988年12月19日
所属:中央
デビュー:2007年5月29日 金沢 9R シフォンベール (2着/10頭)
生涯獲得賞金:375,561.2 万円

2007年に騎手免許を取得し、2007年3月3日に初騎乗レースで初勝利。JRA史上42人目となる初騎乗・初勝利を達成。2024年3月30日に通算800勝を達成した藤岡康太騎手。しかしそれからわずか1週間後の2024年4月6日、阪神競馬第7レースでスウィートスカーに騎乗中、第3コーナーで前の馬に接触してつまずき、落馬。すぐに救急搬送されるも意識を回復することなく10日に搬送先の病院で死去。35歳という若さでした。

1位:塚本雄大

1位:塚本雄大

生年月日:1998年10月18日
所属:高知
デビュー:2016年4月9日 高知 4R ウイニングハート (3着/11頭)
生涯獲得賞金:39,284.3 万円

2016年、高知競馬場・目迫大輔厩舎から騎手としてデビュー、地方競馬318勝、中央競馬では2着・3着それぞれ1回記録し、高知競馬のホープとして将来を嘱望されていた塚本雄大騎手。しかし2024年3月24日、高知競馬第10競走でコスモシーウルフに騎乗すると、日中からの大雨の影響による、ダートコース不良馬場の中で足を取られバランスを崩し、他の出走馬と関係なく躓いて第3コーナー付近で落馬。レース後ただちに高知市内の病院に運ばれ、治療・手術を施すも同日中に死去。25歳の若さでの殉職に競馬界だけではなく、世界にまで衝撃を与えました。

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世界の落馬事故!死亡・衝撃ランキングTOP4-1

4位:アール・デュー

4位:アール・デュー

生まれ: 1921年5月2日
出生地:アメリカ合衆国 アイオワ州 サック・シティ

1941年1月7日、アイオワ州の州都デモインにおいて、大リーグ選手ボブ・フェラーとともに表彰されたアール・デューは、同年2月2日、主戦場のアグア・カリエンテ競馬場において、リーディングジョッキーの表彰と記念の金時計の授与式が行われましたが、授与式後に行われた第6レースで騎乗馬が直線半ばで故障し、落馬したところにさらに2頭の馬が激突するという事故に遭遇、頭蓋骨骨折による脳内出血の為、搬送中の救急車の車中で死亡しています。

3位:ジョージ・ウルフ

3位:ジョージ・ウルフ

生まれ: 1910年5月31日
出生地:カナダ カードストン

サンタアニタパーク競馬場を拠点とし、当時のアメリカのトップ騎手の一人であり、大レースを前にしても冷静沈着であったことからアイスマン(The Iceman)の愛称で知られるジョージ・ウルフは、1946年1月3日、サンタアニタパーク競馬場の第4競走において落馬、翌日死亡しました。35歳の若さでのトップ騎手の死は国内に衝撃を与え、1950年には「ジョージ・ウルフ記念騎手賞」という彼を記念した騎手賞が創設されたほどでした。

2位:ロン・ターコット

2位:ロン・ターコット

生まれ: 1941年7月22日
出生地:カナダ ドラモンド

ロン・ターコットは、カナダ競馬の殿堂、アメリカ競馬の殿堂入り騎手であり、特に三冠馬セクレタリアトの主戦騎手として知られています。1978年、ベルモントパーク競馬場での競走中、騎乗馬が転倒して馬場に投げ出された際に頭部を強打し、左半身不随となり騎手引退を余儀なくされました。通算成績は20281戦3032勝・うちGI級競走62勝。

1位:マイク・ベネツィア

1位:マイク・ベネツィア

生まれ: 1945年5月5日
出生地:アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ニューヨーク ブルックリン区

日本中央競馬会の発足以後、外国人騎手として初めて短期間の騎乗許可を得て騎乗した騎手のマイク・ベネツィアは、1988年10月13日、ベルモント競馬場の第5競走で騎乗馬が故障して落馬した際、後続の馬に頭を蹴られて即死しました。この年を最後に騎手引退を考えていた矢先の事故で、ニューヨーク地区の騎手の中心的存在でもあった。主催者側は、この日の第6競走以降と翌日の開催を取り止めています。

まとめ

ここまで日本の落馬事故!死亡・衝撃ランキングを紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。世界の1位は、マイク・ベネツィア、日本の1位は、塚本雄大でした。今後このような悲しい落馬事故が無くなることを祈るばかりです。

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