島根県の犬の引取り件数は87件で、このうち殺処分は7件。猫の引取り件数は138件で、殺処分は56件となっています。犬の殺処分率は低いものの、猫の殺処分率は未だ高い点が問題視されています。

佐賀県の犬の引取り件数は165件で、このうち殺処分されたのは13件。猫の引取り件数は160件で、このうち殺処分されたのは50件でした。引取り件数はほぼ同数でしたが、殺処分数は猫のほうが約4倍となっています。

山口県の犬の引取り件数は1056件、このうち譲渡されたのは960件、殺処分されたのはわずか14件。猫の引取り件数は237件で、このうち殺処分されたのは55件。山口県は犬と猫の殺処分率に大きな開きがあります。

栃木県は猫よりも犬のほうが殺処分が多いのが特徴です。犬の引取り件数は飼い主からが2、所有者不明が673の計675。このうち返還が154、譲渡が431、殺処分が53。猫の引取り件数が飼い主からが15、所有者不明が90の計105。このうち譲渡が80で、殺処分が25となっています。栃木県はノラ犬対策が求められています。

長野県の犬の引取り件数は286で、このうち所有者不明が242件と多いものの、殺処分は4件にとどまっています。猫の引取り件数は521件で、飼い主からの引取りが254件にのぼっています。譲渡は438件と多くの猫が里親の元へ行っていますが、飼い主の能力に疑問が残ります。

広島県は猫よりも犬の殺処分が多いという特徴があります。犬の引取り件数は989件で殺処分数は73、譲渡数は863と譲渡先を探す努力の大きさがうかがえます。また、猫の引取り件数は284件で、このうち殺処分されたのは12件、譲渡数は252と、こちらも譲渡への取り組みが成功していることがわかります。

大阪府の犬の引取り件数は120件で、このうち19件が殺処分となっています。また、猫の引取り件数は154件で、このうち69件が殺処分になりました。犬の殺処分率は低いにもかかわらず、猫の殺処分率が高くなっているのがわかります。

熊本県の犬の引取り件数は703で、そのうち殺処分されたのは83。猫の引取り件数は152件で、そのうち殺処分されたのは7件で、殺処分率はかなり低くなっています。

宮崎県の犬の引取り件数は528件で、このうち殺処分されたのは34件。猫の引取り件数は399件で、このうち殺処分されたのは94件でした。犬の殺処分率が低くなっています。

京都府の犬の引取り件数は41件で、このうち殺処分されたのが6件。猫の引取り件数は197件で、殺処分数は127となっています。引取り件数はそれほど多くはないものの、殺処分率が高いため、里親譲渡会など、効果的な対策が求められています。

新潟県の殺処分の内訳は犬が7、猫が137と圧倒的に猫の数が上回っています。新潟県の犬の引取り件数は127、このうち殺処分されたのは7、猫の引取り件数は1024で、このうち飼い主から引き取った数は757とおよそ7割が飼い主による理由でした。しかし譲渡した件数は838と、かなり多くの猫が譲渡されています。飼い主の飼育能力が問題になっているといえます。

福岡県の犬の引取り件数は575件で、このうち殺処分になったのは29件と殺処分率は低いといえます。また、猫の引取り件数は296件で、殺処分数は122件と多くなっています。福岡県では猫の里親譲渡への対策が求められています。

埼玉県の犬の引取り件数は364、このうち殺処分されてしまったケースが20件で、うまく譲渡できていることがわかります。猫の引取り件数は566で、このうち殺処分されてしまったケースが147となっています。