ポルトガルとのワーキングホリデーは2015年から始まり、これまで多くの日本人が渡航しています。ヨーロッパ調の建造物が美しいポルトガルは、治安の良さと物価の安さが人気の理由とされてきましたが、仕事に関する情報量は少ないため、仕事メインの人にとっては選ばれない国となっています。

2016年にワーホリ協定国となったオーストリアは、国土面積は北海道ほどで、9つの世界遺産を有しており、また首都のウィーンは「音楽の都」としても有名です。ビザ発給数は200人と決して多くはありませんが、2018年1月1日以降に申請されるワーキングホリデービザでは、最長で12か月（1年間）の滞在が可能になっています。しかし物価はやや高く、仕事もそれほど多くないという欠点があります。

2016年にワーホリ協定国に加わったスロバキアは、6か国と隣接する中央ヨーロッパに位置する国で、年間400人がワーキングホリデーで渡航しています。中世の面影が残る街並み、のどかで素朴な国民性など魅力にあふれるスロバキアですが、ビザの発給数は少なく、さらに仕事に関する情報も少ないのが現状といえます。

旅行先としても注目を集めている台湾は、歴史的背景を理由に親日家が多く、日本にとっては親しみやすい国のひとつです。日本からのアクセスも便利で、食事が美味しく、物価が安いなど、あらゆる面で魅力的な国ですが、時給が日本よりも低めな点がネックとなっています。

香港とのワーキングホリデーは2016年からビザの発給数が250人から1,500人へと拡大され、渡航のチャンスがより広がっています。近代的な雰囲気が漂う香港で、グルメやショッピングを楽しみながら、ビジネス感覚や国際感覚・言語力を養うことができます。しかし就労・就学期間に制限があり、滞在費が高いのがネックとなっています。