東西新聞社政治部記者。初登場は第90巻「お惣菜の効きめ」。「能力主義」を自称しており、「年齢・勤続年数・肩書きに関係なく、能力のない者（＝他者）は能力のある者（＝自分）に従うべき」と考えるなど、自己主張が強すぎるが為に敵を作り易く嫌われています。

吉村信康は、経営するレストランの元オーナーから、娘の婿を決めるためにライバルと共に5年間イタリアに修行へ行くことを命ぜられます。しかし娘は元々ライバルに好意を抱いていました。吉村はそれを知りながらオーナーが急逝したことをいいことに勝手に帰国し娘を口説き落とし結婚し子供まで作ります。さらに自分がオーナーになったあとは勝手に店をパスタ専門店に変更する始末。最後はライバルに真実を打ち明け、自分は何もかも放り出してホームレスになりました。

筋川盛男は、第9巻6話に登場する人物で、大新つけもの本舗社長。「鯛ふじ」でアメリカ出身であるジェフの料理に、外国人の作る料理など食えないとケチをつける差別主義者。加えて、アメリカにはろくな料理がなく「ドタっとブサイクで動物園のエサのようにまずい」と言ってのけています。

大日エレクトロン社長の黒田盛雄は、日本最大の電機メーカーの社長で愛称はワンマン社長。趣味が昂じて軽井沢の一等地にゲストハウスを建て、お得意さんに自ら料理を振舞う。山岡には活きの悪いシマアジで一本取られた。モデルは多分ソニーの盛田氏ではなかろうかと言われています。しかし恩着せがましい点が不人気の理由になっています。

全亜新聞社会部部長の冬本精一は、何かにつけて勘違いが多いキャラと言われています。富井を富久と勘違いしたうえに｢ふうん、富久って名前の方がいいのに･･･きみ、改名したまえ｣と言ってのけたり、自らが食通と勘違いしたり、究極のメニューを最高の献立と勘違いするなどどうしようもないキャラと言われています。

平井数夫は第67話「根気と自然薯」に登場する料理屋の店主。父が美食倶楽部で働いていたよしみで、山岡とも幼馴染の関係。若いころはヤンチャで、実家の金は持ち出す、金目の物は売り飛ばす、両親には手を挙げるなどどうしようもない人物で、結局最後は関西でヤクザになるというクズっぷり。

明日香まゆみは15巻第4話「下町の温もり」に登場するキャラで、本名は網浜まゆみ。深川生まれで網浜半吉の幼馴染で、父親を早くになくし、病弱の母親と二人暮しだったため、昔から半吉には随分面倒を見てもらっていました。芸能界を志すも全く売れず、半吉と将来一緒になろうとしていた矢先、新曲が大当たりしてスターになったことから半吉を捨ててファンから大ヒンシュクかいます。しかもその後青年実業家と結婚。その青年実業家が破産すると行き場を失い、結局、半吉に暖かく迎えられ、今は「半ちゃん」のおかみさんになっています。

足田保孝は、赤坂の料亭「足田」の若旦那で、金遣いが荒く、婚約していた信子を裏切って浮気し放題、すると逆に伸子は金持ちに乗り換えてしまいます。一部のひとたちからは「これほどクズなキャラはいない」「正気とは思えないお金の遣い方」などと言われています。

『美味しんぼ』の収録エピソードの1つである「激闘鯨合戦」に登場した反捕鯨団体副会長のワットは、捕鯨国の日本に圧力をかけるべく来日。表向きは「鯨の保護」を掲げているものの、実際は自分達の利権強化のためだけに反捕鯨という支持されやすい活動実績を盾に日本を糾弾しているに過ぎず、それどころか保護対象であるはずのセミクジラを秘密裏に乱獲する始末であり、総じて言えば環境保護団体の名を語った過激派集団。アメリカ人である事を鼻にかけた人種差別主義者でもあり、日本に圧力をかけようとしたのは捕鯨禁止だけでなく白人至上主義による差別感情もありました。

東西新聞社社会部記者の加川は、才能はあるらしいが、一時期先祖代々伝わる仏像を買い戻すために無理をして金をためていた。この仏像は彼の父が戦後の混乱期に生活苦から売ってしまったもの。その時期には会社の人をカモって昼飯を食べていたため、社内の評判は悪い。また、神保町の一ツ橋出版社でライターのアルバイトもしていた。一部のひとたちからは「自分のことしか考えてない」「せこいクズキャラ」などと言われています。

ギャグ要員でもあるとはいえ、そのダメっぷりで『美味しんぼ』を代表するキャラクターの一人。東西新聞の社員で、山岡士郎や栗田ゆう子の上司。当初は文化部副部長だったが、後に部長代理という文化部専任ではトップに昇進した。一部のひとたちからは「山岡に毎回「山岡ァァあ！！！」ってうるさい」「公式で見てるけど声うざすぎ行動恥ずかしすぎうるさすぎ無能」などと言われています。

東西新聞社の新人社員。食に関する深い知識は無いが、優れた味覚を持っている。それを認められて山岡士郎と共に東西新聞社創立100周年記念事業である「究極のメニュー」に関わり、食に関する知識を深めていく。後に士郎に惹かれて彼と結婚し、一男二女をもうけることになる。一部のひとたちからは「栗田ゆう子の偽善者っぷり。見ていて怒りを通り越して薄ら寒さすら覚える」「大っ嫌い」などと言われています。