生まれ： 1942年5月5日
出身地：千葉県
役名：井川 利三

地井武男は、1982年9月の第526話「-危険な約束-」から1986年11月の最終回まで、通称「トシさん」こと井川利三刑事を演じました。 温厚な人柄と味のある演技は、ベテラン刑事としてドラマに深みを与え、多くの視聴者に親しまれました。しかし2012年6月29日、心不全のため70歳で亡くなっています。

生まれ： 1932年4月8日
出身地：東京都
役名：山村精一

露口茂は、七曲署捜査一係に所属するベテラン刑事の「山さん」こと山村精一を演じました。露口茂は長年この役を演じ、その冷静沈着で頼りがいのある人柄から、幅広い世代に親しまれました。2025年4月28日、老衰のため、東京都内の自宅で93歳で死去しています。

生まれ： 1950年5月28日
出身地：愛媛県
役名：田口 良

宮内淳は、七曲署捜査一係の刑事「ボン」こと田口良を演じました。大阪出身のお坊ちゃん育ちという設定で、ドラマ内では「テキサス」こと勝野洋さんと共に若手刑事コンビとして活躍しました。大正製薬の栄養ドリンク「リポビタンD」のCMに勝野洋さんと共に出演し、「ファイト一発！」のキャッチフレーズで親しまれるも俳優業を引退し、その後は「影絵劇団かしの樹」代表を務め、児童演劇活動を行いながら、公益財団法人「地球友の会」の代表理事として、環境問題にも積極的に取り組みました。しかし2020年8月14日、直腸がんのため70歳で亡くなりました。

生まれ： 1961年5月12日
出身地：栃木県
役名：竹本 淳二

渡辺徹が演じた竹本淳二は、高校時代ラグビー部に所属していたことから「ラガー」と呼ばれ、七曲署に赴任して４年目の夏、観光バス乗客の命を狙うヒットマンと相打ちとなり殉職しています。そんな渡辺徹は榊原郁恵と結婚し、おしどり夫婦として知られていましたが、2022年11月28日、敗血症のため61歳で急死しています。

生まれ： 1950年7月26日
出身地：埼玉県与野市
役名：早見淳

萩原健一は、「マカロニ」こと早見淳を演じています。スタイルは萩原健一のアイデアで、流行の三つ揃いを着るなど、当時としては斬新なファッションでした。時代の変化と若者の挫折感を表現したいという萩原さんの意向から、命懸けの事件を解決した後、何でもない通り魔に殺されるという「無駄死に」が描かれています。「ショーケン」の愛称で親しまれるも、2019年3月26日、消化管間質腫瘍のため東京都内の病院で亡くなりました。68歳でした。

生まれ： 1960年11月25日
出身地：山口県
役名：澤村 誠

又野誠治が演じたのは、「澤村誠」で、ニックネームは「ブルース」です。ブルースは学生結婚をした妻の泉がおり、他人を傷つけたくないという理由で大型拳銃を扱う人物として描かれました。又野誠治は、2004年3月23日に43歳で死去し、その死因は自殺と報じられています。 自らが経営する飲食店「Aサイン」で首を吊り自殺したそうです。

生まれ： 1941年12月28日
出身地：兵庫県
役名：橘 兵庫

渡哲也は、レギュラー出演ではなく、橘兵庫という役名で、石原裕次郎の代役としてボスのポジションを務めたことがあります。言うまでもなく、その後も「西部警察」や「大都会」シリーズといった他の刑事ドラマで活躍しました。しかし1991年には直腸がん（人工肛門を装着）を公表しまし、その後も、1989年の左足腓腹筋の断裂、2004年の肺炎、2015年の急性心筋梗塞の手術など、多くの病気やケガと闘い続けました。最晩年は慢性閉塞性肺疾患（肺気腫）を患い、2020年8月に肺炎のため亡くなりました。78歳でした。

生まれ： 1952年6月12日
出身地：大分県 別府市
役名：滝 隆一

沖雅也は、七曲署に所属する人気キャラクター、「スコッチ」こと「滝 隆一」を演じました。そのダンディな魅力やキャラクターの深さから、ドラマを代表する存在となり、一躍人気者となりました。しかし1983年6月28日、「おやじ 涅槃で 待つ」という遺書を残し、東京都新宿区西新宿の京王プラザホテル本館最上階（47階バルコニー・高さ170メートル）より警備員の制止を振り切って飛び降り、ビル7階の屋上プールに落ちて全身を強く打ち即死しました。31歳という若さでした。

生まれ： 1949年9月21日
出身地：山口県下関市
役名：柴田純

松田優作は、マカロニ刑事（萩原健一）の後任として登場した新人刑事、ジーパンこと柴田純を演じました。劇中では、研修中に無銭飲食で留置場から初出勤する破天荒な設定で、当初は銃嫌いだったという特徴があります。殉職シーンで「なんじゃ、こりゃあ！」というセリフが有名です。その後も俳優として第一線で活躍中にもかかわらず、1989年11月6日、膀胱癌の腰部転移により40歳という若さで死去しています。その闘病生活は壮絶なもので、膀胱がんで血尿が止まらない状態にもかかわらず、妻・美由紀さんにさえ病名を隠し、映画『ブラック・レイン』の撮影のために4か月も渡米。文字通り、俳優として生きることに、生涯をかけていました。

生まれ： 1934年12月28日
出身地：兵庫県 神戸市
役名：藤堂俊介

石原裕次郎は七曲署捜査一係長であるボスこと藤堂俊介を演じました。個性豊かな部下である若い刑事たちを厳しくも温かく見守り、時に指示を出すリーダーとして活躍しました。昭和のスパ－スターだった石原裕次郎は、47歳で解離性大動脈瘤の大手術を受け奇跡の生還を遂げるも、52歳で肝細胞ガンでなくなりました。 その闘病生活は、病気に苦しむ人々に勇気を与えたと言われています。