顔面タトゥーはその名のとおり顔にタトゥーを入れるもので、顔面の印象を大きく変えてしまいます。また、顔面タトゥーを入れる面積の大きさでも印象は大きく異なり、顔全体にタトゥーが入っていると少し人間離れした表情に見えてしまいます。日本ではまだまだ顔面タトゥーは少ないものの、海外では近年増えてきていて、芸能人や有名人であっても顔面タトゥーを入れる人は多いようです。

顔面タトゥーを入れている人は基本的には「タトゥー好き」が多いと言えます。体中がすでにタトゥーだらけになっていて、最終的に入れる場所が顔しか残っていなかったという人もいるのだとか。

また、海外ではギャングやアウトローといったアンダーグラウンドな世界で生きている人たちからも好まれていて、その他にはアーティストにも顔面タトゥーを好む人は多いようです。

顔面タトゥーのデザインは人によって様々で、入れる範囲もワンポイントから顔全体まであります。ワンポイントであれば星マークや涙のしずくのようなデザインが多く、顔全体になると何かの模様や言葉など、様々です。

日本では基本的にタトゥー自体が好まれないため、顔面タトゥーでなくとも見える部分に入れているのであれば企業へ就職しにくくなったり、お店によっては入店拒否となる場合もあるでしょう。ただ、顔面タトゥーは海外でもあまり好まれていないようで、一般人の場合であれば企業への就職などは困難になるのだとか。そのため、顔面タトゥーを検討している方は今一度「ほんとうに入れていいのか？」と自問自答したほうがいいでしょう。

近年はレーザーによるタトゥー除去もあるため、顔面タトゥーであっても消すことは可能なんだそうです。ただし、レーザーでのタトゥー除去は完全に消し去ることが難しく、うっすらと残ってしまうのが一般的です。また、レーザー除去は「入れるとき以上に痛い」というのも有名で、その痛みを顔面で耐えるのはかなりキツそうです。

意外ですが日本の芸能人の中にも顔面タトゥーを入れている人は多く、ワンポイントだけでなく、ガッツリ全体に入っている人もいます。日本人での顔面タトゥーは非常に珍しいため、街中で見かけることがあればかなり目立ちます。

名前：君塚 慈容（きみづか しげやす）
生年月日：1978年7月3日
出身地：東京都
職業：ラッパー

D.Oは左目の目尻の下に涙型の顔面タトゥーを入れています。とてもキュートなデザインで、かなり小さなタトゥーであるため顔の印象もそこまで大きくは変わりません。

ただ、顔以外は全身にタトゥーが彫られていて、手の甲や首までびっしりタトゥーで埋まっています。

名前：岩瀬 雄哉（いわせ ゆうや）
生年月日：1995年11月3日
出身地：神奈川県
職業：ラッパー

YZERRは顔面タトゥーが多く、右の目尻部分には「K」と「ハート」が刻まれ、左の眉上やこめかみ部分には文字が彫られています。さらにもみあげや側頭部、首などにもタトゥーが刻まれていて、顔面の印象は大きく変わったわけではありませんが、かなり個性的な見た目となっています。

名前：石田 りゅうご（いしだ りゅうご）
生年月日：1993年生まれ、日付不明
出身地：茨城県
職業：ラッパー

「ゆるふわギャング」のメンバーであるRyugo Ishidaは顔面タトゥーを数ヵ所入れていて、右眉の上には何かの文字が彫られ、右頬には「BLUE」と刻まれています。左目尻部分には「十字架」が刻まれ、左のこめかみには「☆」が彫られています。

名前：瓜田 純士（うりた じゅんし）
生年月日：1979年12月4日
出身地：東京都
職業：作家、総合格闘家、YouTuber

瓜田純士は一目でわかるほど顔全体にタトゥーが刻まれていて、額からこめかみ、頬からアゴにかけて様々なデザインのタトゥーが入っています。彼は「昔から人と同じことがイヤだった」と語っていて、顔面タトゥーもそのひとつだと思われます。

その顔面タトゥーは黒だけでなく、グラデーションのような綺麗なものもあり、個性的なデザインを好んでいるようです。

名前：千葉 雄喜（ちば ゆうき）
生年月日：1990年4月22日
出身地：東京都
職業：ラッパー

KOHHは額と左のもみあげ部分にそれぞれ顔面タトゥーを入れています。もみあげ部分のタトゥーはわかりませんが、額には「Mutt 1990」という文字が彫られています。

また、顔面だけでなく、側頭部やアゴのライン、そして首にもガッツリタトゥーが刻まれています。

日本と比べて海外は顔面タトゥーの比率が高く、一般人であってもかなりの人が顔面にタトゥーを入れています。同様に海外の芸能人の中にも顔面タトゥーを入れている人は多く、入れているタトゥーデザインも多く、派手なものばかりとなっています。