ダメンズとは字のごとくダメなメンズのことをいいます。仕事をしなかったり、ギャンブルにお金をつぎ込むなど金銭面でだらしなかったり、すぐに浮気をするなど世間的に見てあまり魅力のない男性なのでモテないと思いきや、世の中にはダメンズ好きの女性が意外といるのです。ちなみにダメンズという言葉の由来は、倉田真由美さんのマンガ「だめんず・うぉ～か～」がもとになっています。「だめんず・うぉ～か～」はアニメ化や舞台化、ドラマ化もされていて多くの女性からも支持されていることがわかります。

実家暮らしの女性よりも１人暮らしの女性はダメンズが入り込む隙間が多いので、ダメンズを好きになりやすい傾向にあります。基本的にダメンズは仕事を真面目にしなかったり、家事が出来ないため、女性の家に転がり込んでくることが非常に多いです。

ダメンズを好きになる女性はイケメンが好きな人が多いようです。イケメンと言っても顔だけに限らず、「夢を追っている」「情熱を持っている」「硬派」などまるでドラマの主人公のような姿に魅力を感じてしまうケースも少なくありません。ですが、いつまでも口だけで行動に移さないのがダメンズの特徴でもあります。

ダメンズと長く付き合っていると徐々にダメンズを支えている自分を好きになり、生きがいを感じてしまっている女性もいるようです。そのような女性の特徴として、他に夢中になれるものが見つかっていなかったり、仕事に充実感を得られない場合が多く、全てのパワーがダメンズに向いていることも原因だと考えられます。

さらにこんなにダメな彼のことを支えてる自分はすごいと自画自賛に浸っているのかもしれません。ここまでくると中毒性があるので簡単にはダメンズから抜け出せなくなってしまいます。冷静になり周りの意見にしっかりと耳を傾けるようにして、客観的に自分を見つめ直してみましょう。

ダメンズにハマってしまう女性は自分に自信がないのかもしれません。そのため自分を頼ってくれるダメンズに心を開いて、依存してしまう状態になりやすいといえるでしょう。過去に親に認められなかった、人間関係で上手くいっていない、男性経験が少ない。など人によって事情はさまざまありますが、ダメンズによって心が満たされているので離れられなくなっているのです。

寂しがりやで一人になるのが嫌な女性ほどダメンズが近寄りやすくなっています。誰でも近寄ってくる男性を受け入れてしまうので、男性を好きになるハードルがかなり低くなっているかもしれません。ダメンズは心の隙間に入り込んでくるので、趣味や仕事を充実させるなど精神的に自立出来るように努力することが必要かもしれません。

ダメンズを好きになる女性は、自分の父親もダメンズの場合が非常に多いです。日頃からダメンズに慣れているので、自然と受け入れてしまうのかもしれませんね。父親との楽しい思い出や優しくしてくれた思い出があるほど、ダメンズはそんなに悪い人ではないという認識が強くなってしまい、ダメンズと付き合うようになってしまうのでしょう。

仕事ができる女性は経済的に自立しているので、仕事をしていないダメンズを好きになってもあまり困ることがありません。いわゆるヒモ男と付き合って、気付かないうちにお金を男性に使っている状態になってしまう可能性が高いです。またダメンズもそのような女性と付き合っていれば居心地がいいので簡単に離れていくことはないでしょう。

ダメンズを好きになる女性は、お金を浪費されても、浮気されても、暴力を振るわれても、「仕方がない」「あなたは私がいないとダメ」という理由などから結局最後には許してしまいます。結局はダメンズのためにはならないのですが、女性側もダメンズに依存してしまっている状態なので、まさに沼にハマっている状態と言えるでしょう。

ダメンズを好きな女性は母性本能が強くて、恋愛感情よりも母親のような気持ちでダメンズを見守っています。基本的にダメンズは自己中心的で、自分の非を認めない傾向にありますが、そんなところも可愛いと受け入れてしまう心の広さを持っているのです。たまに見せるダメンズの優しさにキュンとしてさらに好きになってしまうのも母性本能が高いことが原因かもしれません。