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危険な化学物質ランキングTOP15-11

15位:テタヌストキシン

破傷風菌(Clostridium tetani)が産生する強力な神経毒

破傷風菌(Clostridium tetani)が産生する強力な神経毒

テタヌストキシンは、分子量約15万のタンパク質で、破傷風菌によって産生され、破傷風の原因となる蛋白毒素で神経毒です。毒性は極めて強いが、動物種により毒素に対する感受性が異なります。マウスの半数致死量 (LD50) は体重 1 kgあたり0.000002 mg (2 ng) であり、ボツリヌストキシンに次いで自然界の毒素で最強ランクに類されるもののひとつです。

最後に呼吸筋の硬直麻痺により死に至る

最後に呼吸筋の硬直麻痺により死に至る

テタノスパスミンの中毒では、抑制性シナプスにおける神経伝達物質分泌(アセチルコリン)遊離の抑制、脳脊髄に存在する中枢運動ニューロンの興奮亢進などが生じ、これらに伴い、三叉神経麻痺による破傷風顔貌、強直性痙攣、弓反り反射、最後に呼吸筋の硬直麻痺により死に至ります。

14位:ヘキサブロモシクロドデカン

主に断熱材としての発泡スチロール、ソファやカーテンなど繊維製品に添加

主に断熱材としての発泡スチロール、ソファやカーテンなど繊維製品に添加

ヘキサブロモシクロドデカンは、1980年代のなかごろから使用されており、使用量はこの20年間で4倍以上となっています。 ヨーロッパやアメリカ、日本などで生産され、用途は主に断熱材としての発泡スチロール、ソファやカーテンなど繊維製品に添加されています。

臭素系難燃剤の1つ

臭素系難燃剤の1つ

臭素系難燃剤の1つ。難分解性でかつ高濃縮性があると判明し、人などへの長期毒性の有無が不明である化学物質であるため、化学物質審規制法の監視化学物質に指定されており、それによる環境汚染が問題視されています。

13位:青酸カリウム

工業的に重要な物質

工業的に重要な物質

常温では無色の結晶性塩として見られ、水に良く溶けます。 強い毒性を持つことから毒物の代名詞になっていますが、有機合成、金の製錬、電気めっきなど広い分野で実用に供されている工業的に重要な物質でもあります。

致死量は0.2グラムといわれており、数分で死亡

致死量は0.2グラムといわれており、数分で死亡

青酸カリを飲み込むと胃酸と反応し毒性の強い青酸ガス(シアン化水素)が発生し、それを吸入することで「肺から血液中に入り、重要臓器を細胞内低酸素により壊死させることで」死に至ります。 青酸カリの致死量は0.2グラムといわれており、数分で死亡します。

12位:ベンゼンヘキサクロリド

毒物及び劇物取締法により劇物に指定

毒物及び劇物取締法により劇物に指定

ベンゼンヘキサクロリド、別名・ヘキサクロロシクロヘキサンとは、分子式 C6H6Cl6 と表される有機塩素化合物。シクロヘキサン環が持つ6個の炭素のそれぞれに塩素原子と水素原子がひとつずつ結合したもので、毒物及び劇物取締法により劇物に指定されています。

脂肪、肝臓、腎臓などに蓄積する危険

脂肪、肝臓、腎臓などに蓄積する危険

特に、農薬として使用した場合、動物が食物から摂取して、脂肪、肝臓、腎臓などに蓄積する危険がある。 また、母乳に含まれる例も知られている。 亜急性・慢性中毒は頭痛、眩暈、神経過敏、協調運動失調、嘔気、体重減少、全身倦怠感の症状の他、再生不良性貧血の造血障害、実験的には肝腫瘍形成や性機能障害が認められます。

11位:ヘキサクロロベンゼン

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以前は種子、特に小麦の殺菌剤として使われていた

以前は種子、特に小麦の殺菌剤として使われていた

ヘキサクロロベンゼンはC6Cl6という分子式で表されるベンゼンの誘導体で、以前は種子、特に小麦の殺菌剤として使われていました。白色結晶性の固体で、水にはほとんど溶けず、ジエチルエーテル、ベンゼン、エタノール、クロロホルムなどに溶解します。

発癌リスク グループ2B

発癌リスク グループ2B

HCBは動物や人間にとっては発癌性物質です。1945年に穀物用の殺菌剤として使われ始めると、様々な食品に毒性が現れるようになり、アメリカ合衆国では1966年に使用が禁止されました。国際がん研究機関では、発癌リスクをグループ2Bに位置づけています。動物実験では、肝臓、腎臓、甲状腺に腫瘍の増加が見られ、人間の経口摂取ではポルフィリン症、皮膚の病変、潰瘍、光線過敏、脱毛などの影響が現れます。ネズミを使った実験では、神経の変化も観察されています。また胎児の死亡や奇形の増加につながる可能性も指摘され、さらにHCBは胎盤を通して胎児にも伝わり、母乳にも含まれます。

危険な化学物質ランキングTOP10-6

10位:有機塩素系殺虫剤DDT

かつて使われていた有機塩素系の殺虫剤、農薬

かつて使われていた有機塩素系の殺虫剤、農薬

DDTとはdichlorodiphenyltrichloroethane(ジクロロジフェニルトリクロロエタン)の略で、かつて使われていた有機塩素系の殺虫剤、農薬です。1873年にオーストリアの化学者オトマール・ツァイドラーによって初めて合成されました。それから長きにわたって放置されてきたが、1939年にスイスの科学者にしてガイギー社の技師、パウル・ヘルマン・ミュラーによって殺虫効果が発見されました。

『沈黙の春』

『沈黙の春』

アメリカの野生ワニなどで環境ホルモン作用が疑われました。このため、現在、日本国内において製造・使用が禁止されていますが、一部の発展途上国においてはマラリア予防のために使用されています。化学物質としての危険性については、1962年に出版されたレイチェル・カーソンの『沈黙の春』により取り上げられ、認識が広まった。現在でも、危険性の高さを印象づける名称として、プロレスの技(DDT)、グループ名、諸団体の名称などに当て字として使われています。又ソフトウェアのバグ(虫)退治の意で、CP/MのデバッガにDDT.COMというものがあります。

9位:ポリ塩化ビフェニル

非常に幅広い分野に用いられた

非常に幅広い分野に用いられた

淡黄色から無色の粘性の高い油状液体。熱に対して安定で、電気絶縁性が高く、耐薬品性に優れている。加熱や冷却用熱媒体、変圧器やコンデンサといった電気機器の絶縁油、可塑剤、塗料、ノンカーボン紙の溶剤など、非常に幅広い分野に用いられています。

カネミ油症事件

カネミ油症事件

カネミ油症事件とは、1968年(昭和43年)、カネミ倉庫が製造する食用油にポリ塩化ビフェニル(PCB)などのダイオキシン類が製造過程で混入し、その食用油(カネミライスオイル)を摂取した人々やその胎児に障害などが発生した、西日本一帯における食中毒事件です。カネミ倉庫株式会社で作られた食用油(こめ油・米糠油)「カネミライスオイル」の製造過程で、脱臭のために熱媒体として使用されていたPCB(ポリ塩化ビフェニル)が、配管作業ミスで配管部から漏れて混入し、これが加熱されてダイオキシンに変化。このダイオキシンを油を通して摂取した人々に、顔面などへの色素沈着や塩素挫瘡(クロロアクネ)など肌の異常、頭痛、手足のしびれ、肝機能障害などを引き起こしました。

8位:ニコチン

神経毒性の強い猛毒

神経毒性の強い猛毒

アルカロイドの一種で、神経毒性の強い猛毒です。 化学物質としては毒物に指定されています。 たばこの葉に含まれており、喫煙によって煙から体内に取り込まれます。 血液中のニコチンは急速に全身に広がります。

子供が誤ってたばこの葉を食べたりすると中毒を起こし、死に至ることも

子供が誤ってたばこの葉を食べたりすると中毒を起こし、死に至ることも

喫煙の習慣をなかなか止めることができないのは、この仕組みが強い薬物依存を引き起こすためです。また、強い血管収縮作用があるため毛細血管を収縮させ血圧を上昇させます。中毒性があり、子供が誤ってたばこの葉を食べたりすると中毒を起こし、死に至ることもあります。

7位:ボツリヌストキシン

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