アストンマーチンとは、イギリスで1913年に設立された高級スポーツ車を製造するメーカーです。車の質を落とさないように努力している企業で、信頼のおける職人によって丁寧に製造が行われています。また新車の製造のみならず、一旦製造された車の修復事業にも力を注いでおられます。

多くの旧型モデル車両を手に入れた方がこの修復事業を利用し、長期間にわたって車を利用しています。設立して100年が経過しておりますが、今もなおファンが大勢います。しかし老舗のイギリス車の製造メーカーですが、日本人の間では残念ながらあまりなじみはありません。

あの、アメリカ映画007シリーズでは、たびたび映画の主人公の愛車として登場しました。この映画により一躍有名になったのでした。また、レースでも大変すばらしい成績を残したことも有名ですので業界の方にとっては目が離せないメーカーとなっております。

更にイギリス人にとってのアストンマーチンは特別なもので、エリザベス2世女王がチャールズ王太子にDB6 ヴォランテ車をプレゼントするなどイギリス王室御用達の車となり国民的人気を集めております。

アストンマーチンの車は耐久性に優れており、長時間故障することなくレースに参加することが可能で、とてつもなく頑丈な車です。デザインも派手ではなく、女性の目線から見ても男性の目線からみても美しいデザインとなっております。

また、歴史的には1916年以降から1937年まではフランスで行われた耐久レースでもトップクラスに入賞するようになり「アストンマーチン」の名が世界に広く知られることとなりました。

現在もFIA 世界耐久選手権のLM-GTEクラスに参戦したり、F1ではレッドブル・レーシングと提携したり等特質を活かしたレースが展開されております。

速さだけが求められるレースとは違い、いかに故障なく長時間走行し続けられるかが必要になっており、熟練された職人達が試行錯誤しながら製造されている車です。

アストンマーチンの魅力といえば、なんといっても優雅さが魅力と言えるでしょう。美しいフォームやラインはイギリス紳士淑女のみならず全世界の紳士淑女を魅了してなりません。

落ち着きと優雅さを兼ね備えた雰囲気を醸し出しています。製造されるひとつひとつの工程は熟練された職人の手によって造られているのも大きな魅力のひとつとなっております。

信頼性の高い車であると言っても過言ではないでしょう。創業以来、1世紀を過ぎても、走っているという事実が高い品質を物語っています。

ミュージシャンのポール・マッカートニーさん。イギリスのロックバンド、ビートルズのメンバーとして、数多くの名曲を生み出しました。

ポールさんは1964年に、初めて新車でアストンマーチンDB5を購入。この車は2012年にオークションに出品されました。落札価格は衝撃の49万5000USドル、日本円でおよそ4000万円！

また、マストンマーチンDB6も所有していました。名曲『Hey Jude』のメロディが生まれ、車内のカセットレコーダーに吹き込まれたというエピソードもあります。

世界的スターともなると、車一つ一つに素敵な物語が刻まれているのですね。

シンガーソングライターの長渕剛さん。『巡恋歌』を始め、数々のヒット曲を世に送り出し、ファンからはカリスマ的な人気を誇っています。芸能界でも長渕さんのファンであると公言している人がたくさんいますね。

長渕さんは2010年、雑誌の取材でアストンマーチンDBSに乗っていると語っています。その後一般の方によって、黒のアストンマーチンDBS V12に乗った姿が撮影されました。

長渕さんはアストンマーチン以外にも、ハマーやジャガー、ランドローバー、シボレー、ジープ、トヨタなどの車を所有。バイクもお好きなようで、ハーレーダビッドソンに乗っていたそうです。

男気溢れる長渕さん。男らしい車が良くお似合いですね。

俳優の石田純一さん。バブル期を代表するトレンディ俳優の一人です。

石田さんと言えば芸能界きってのイタリア好き。イタリア車であるフェラーリを愛用しており、数十年にわたってフェラーリを買い続けているそうです。

そんな石田さんは46歳のときに、アストンマーチンDB7 ヴァンテージヴォランテを購入。6年半ほど所有していたそうです。

当時石田さんは「不倫は文化」の発言により仕事が激減しており、それを心配した母親からもらった生活費300万円を頭金にDB7を購入したのだとか。

フェラーリ、アストンマーチン以外には、日産、BMW、メルセデスベンツ、ジャガー、マセラティ、ホンダ、ポルシェ、テスラなどの車を所持していました。

コメディアンで俳優の高田純次さん。数々の適当な発言から、「昭和の無責任男」や「芸能界一いい加減な男」などと称賛されています。

高田さんは2004年にアストンマーチンDB9を購入。なんとこちらは日本に輸入された第一号車だったと言われています。

ボンドカーとして馴染み深いDB9。映画好きの高田さんは、映画に登場する車を選ぶことも多いのだとか。ジェームズ・ボンドが乗っており、スタイリッシュなオールアルミのスタイルは、高田さんにとって「大人の男が乗る車」という位置付けだったようです。

アストンマーチン以外にも、ホンダ、ミニ、トヨタ、フォルクスワーゲン、アウディ、メルセデスベンツ、日産、ポルシェ、ケーターハム、AMG、フェラーリ、オースチン、マセラティ、BMWなども所有していました。テキトー男でありながらも、車にはこだわりがありそうですね。