富山県は全国で最も殺処分数が少ない都道府県となっています。犬の引取り件数は52で、このうち殺処分されたのは2件。猫の引取り件数は61で、このうち殺処分されたのは3件。殺処分が少ない理由としては、里親譲渡会などのイベントが功を奏しているといえます。

静岡県は犬の殺処分が0の都道府県です。犬の引取り件数は161と決して少なくありません。また、猫の引取り件数は84件と犬より少ないにもかかわらず、12件の殺処分件数を出しています。

鳥取県の犬の引取り件数は88で、このうち殺処分になったのはわずか5件でした。また、猫の引取り件数は115件で、殺処分になったのはわずか10件。鳥取県は返還や譲渡が多く、殺処分率の引き下げに成功しているといえます。

神奈川県の犬の引取り件数は245で、このうち飼い主からのものは103件、殺処分になったのはわずか3件。猫の引取り件数は342で、このうち飼い主からのものは263、殺処分されたのは14となっています。かなり譲渡に成功していますが、飼い主の放棄が目につきます。

三重県の犬の引取り件数は331で、このうち殺処分されたのは5件。猫の引取り件数は151で、このうち128件は譲渡されています。引取り件数に対して殺処分率がどれだけ低いかがわかります。三重県は動物愛護推進センターや県の職員がのら猫を捕獲して無料TNR不妊手術して元いた場所に戻す「三重県モデル」に取り組んでいます。

北海道の犬の引取り数は飼い主から178匹、所有者不明の115匹の計293匹で、このうち125匹が返還され、159匹が譲渡され、6匹が殺処分されています。猫は飼い主から328匹、所有者不明が358匹、引取り数は計686匹で、このうち6匹が返還され、639匹が譲渡、22匹が殺処分されています。

石川県の犬の引取り件数は115で、58件が飼い主からのもので、殺処分は5となっています。猫の引取り件数は229で、所有者不明が約9割を占めています。このうち殺処分されたのが25件で、およそ200件が譲渡に成功しています。

東京都の犬の引取り件数は120で、このうち45件が飼い主からのものです。このうち殺処分が行われたのが11件。猫の引取り件数は150で、飼い主からの引取りは68、このうち殺処分されたのが28件になっています。

岡山県の犬の引取り件数は235件で、このうち殺処分されたのは7件と殺処分率の低さが際立っています。猫の引取り件数は210件で、このうち殺処分されたのは38件となっています。

沖縄県の犬の引取り件数は763件で、そのうち殺処分は19件と殺処分率は低くなっています。また、猫の引取り件数は192件で、そのうち殺処分数は26です。沖縄県の猫の殺処分率が改善されれば、さらによい結果になるはずです。

山梨県の犬の引取り件数は310で、このうち殺処分されたのが4件。猫の引取り件数は252で、譲渡は206件で、殺処分は46件でした。犬も猫も里親譲渡会など譲渡の活動は活発に行われていることがわかります。

山形県では犬の殺処分がわずか「1」となっています。犬の引取り数は飼い主からが2、所有者不明が58の計60。このうち47が返還、12が譲渡になっています。また、猫の引取り数は飼い主からは0、所有者不明が113、このうち57匹が譲渡されています。つまり飼い主の飼育状況が良いことがうかがえます。

福井県は犬の殺処分がわずか1件でした。犬の引取り件数は37で、飼い主からの引取りも少なくわずか9。猫の引取り件数は405で、372件が譲渡され、殺処分は59でした。犬の殺処分0も夢ではありません。